ブロークバック・マウンテン
劇場公開日:2006年3月4日
解説
2人のカウボーイの20年にわたる愛の行方を、ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールの共演で描いたラブストーリー。「グリーン・デスティニー」「いつか晴れた日に」などの名匠アン・リーがE・アニー・プルーの短編小説を基にメガホンをとり、2005年・第62回ベネチア国際映画祭で金獅子賞、2006年・第78回アカデミー賞で監督賞・脚色賞・作曲賞を受賞した。1963年、アメリカ西部ワイオミング州。ブロークバック・マウンテンの牧場に季節労働者として雇われた青年イニスとジャックは、大自然の中で羊番をしながら一緒に過ごすうちに友情を超えた絆で結ばれ、激しく愛し合うようになる。しかし牧場での仕事が終わると2人は故郷へ戻り、それぞれ結婚して家庭を築く。4年後、ジャックがイニスのもとを訪ね、再会した2人は変わらぬ愛を確かめ合うが……。
2005年製作/134分/PG12/アメリカ
原題:Brokeback Mountain
配給:ワイズポリシー
スタッフ・キャスト
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2023年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
20年間に渡る男同士の愛と友情
1963年の放牧夫として出会ったイニス(ヒース・レジャー)と、
ジャック(ジェイク・ギレンホール)
1983年にジャックが事故死するまでその愛と友情は続く。
2005年作のこの映画は観たとき強烈な印象を受けました。
お互いに妻子がありながら、ブロークバックの山と山で過ごした日々を
強烈に反芻するイニスとジャック。
ゲイの男同士の愛を描いた映画は、11997年のウォン・カーヴァイ監督作の
「ブエノスアイレス」を観ていました。
そして1987年作のジェームズ・アイボリー監督の「モーリス」
そのどれもが男女の愛より一層、禁断の愛であることで、
より不幸でありドラマティックです。
「ブロークバック・マウンテン」の険しい山と自然そして数万頭の羊たち。
自然を背景にしたことでより映像は美しい。
ゲイの映画はフランソワ・オゾンやグザヴィエ・ドランにより受け継がれるが、
ドランの映画はどれも重苦しい。
ゲイが重荷であり負の側面を未だに持つように思える。
現実に入籍して結婚生活を送る一般の人々の方が幸せそうに見える。
イニスはジャックの「2人で小さな牧場をやって暮らそう」という
提案を拒絶する。
ゲイ・カップルは世界から許される訳がない。
イニスは硬く信じている
死んだジャックの洋服入れから、イニスのシャツにジャックのシャツを重ねたモノを
みつけて涙するイニス。
何が2人をそんなにも結び付けたのか?
頑なに愛を貫いたイニス。
愛と孤独が痛かった。
2022年9月16日
Androidアプリから投稿
公開当時劇場にて鑑賞しましたがあまり理解できなかった様な…?
U-NEXTにて今月末配信終了予定だったので再度鑑賞。
あれ?
結婚前から付き合ってる恋人と結婚後もデートや性行為を繰り返してる。
これ完全に浮気じゃん!
もちろん映画は素晴らしい。
役者陣の演技も素晴らしい。
景色は美しい。
でも!でも!浮気じゃん!
しかも男性だから子供を妻に任せっきりで外泊しまくって
時代も時代だから子育ては女の役目~とかなのかもですが
とモヤモヤしました。
あと初セッはレイプみたいに見えたんですがその前からお互い気があったってこと?
2022年8月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
2022年8月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
本作品のテーマに少々ひるみ、15年もの間後回しにしていたが、いよいよ鑑賞。
観終えて最初の感想は、これは相当難しい作品だということ。登場人物全員心境が本当に複雑で、本心は何なのか、または本人達も本心がわからないのか、どうなればハッピーエンドだったのか、どの立場から本作品を観れば良いのか…単純に理解できるストーリーではない。
そしてヒース・レジャーの事故、本当に残念だ。観ていて心が迷走してしまった。
でもこのコメントを書きながら、空のきれいな映画だったな、と今まで全くなじみのなかったワイオミング州に思いを馳せた。