スパイは浮気が簡単? 「ミッション:インポッシブル」の脚本家デビッド・コープが最新作「ブラックバッグ」着想のきっかけを明かす
2025年8月8日 15:00

「ジュラシック・ワールド 復活の大地」(8月8日公開)の脚本も務めた人気脚本家のデビッド・コープが、スティーブン・ソダーバーグ監督と3度目のタッグを組んだ「ブラックバッグ」の原点を語った。あわせて、特別映像「秘密の合言葉はブラックバッグ編」が公開された。
本作は、エリート諜報員と二重スパイの巧妙に練られた頭脳戦が展開するミステリーサスペンス。「それでも夜は明ける」「スティーブ・ジョブズ」でアカデミー賞にノミネートされたマイケル・ファスベンダーが、ポーカーフェイスのエリート諜報員ジョージを演じ、オスカーを2度受賞したケイト・ブランシェットが、魅惑と疑惑に満ちた妻・キャスリン役を務めた。
英国の国家サイバーセキュリティセンター「NCSC」のエリート謀報員ジョージ(ファスベンダー)に課せられた極秘任務「ブラックバッグ」は、国家を揺るがす不正プログラム「セヴェルス」を盗み出した組織内部の裏切者を見つけ出すこと。容疑者は、諜報員のフレディ(トム・バーク)、ジミー(レゲ=ジャン・ペイジ)、情報分析官のクラリサ(マリサ・アベラ)、局内カウンセラーのゾーイ(ナオミ・ハリス)、そしてジョージの愛妻で凄腕諜報員のキャスリン(ブランシェット)の計5名。ミッションのタイムリミットは1週間。妻が国家を裏切った容疑をかけられ、ジョージは結婚生活への忠誠と祖国への忠誠の板挟みになる。
ソダ―バーグ監督は、「KIMI サイバー・トラップ」「プレゼンス 存在」でも手を組んだコープについて、「デビッドは明らかに優れた仕事をするし、私の演出も概ね気に入ってくれていると思います。それを分かっているからこそ、お互い安心して正直に批判し合えるんです。曖昧な言い方をする必要を感じたことはありません」と全幅の信頼をおく。
「スパイダーマン」「ジュラシック・パーク」など多くのブロックバスター作品を送り出してきたコープだが、本作の着想を得た時期は「ミッション:インポッシブル」第1作のリサーチをしていたときだったという。当時、複数の現役スパイや元スパイたちに非公表のインタビューを行っていたコープは、彼らの任務以上にその“私生活”に強く惹きつけられた。
「スパイ活動に関する話はどれも面白かったですが、予想以上に彼らについて多くのことを知りました」と語り、「ある女性は、仕事のせいで男女関係を維持できないと言っていました。映画の中のあるセリフは、彼女との会話から着想を得たんです。『何でも嘘をつくことができるのに、どうすれば真実が分かるの?』」と、脚本制作の裏側を明かす。
さらに、「考えてみてください浮気をしたければ、とても簡単です。『3日間家を空けるけど、どこへ行くのか君は聞けない。権限がないから』と言えばいい。あなたは人を信用できないし、人からも信用されない。ジョージとキャスリンの間で、共有できない機密情報は“ブラックバッグ”と呼ばれるのです」と述べ、リアルなインタビューがセリフに深みを与え、緊迫したストーリーが生まれた話す。
「ブラックバッグ」とは、スパイ用語で「最高機密・機密任務」を指す。特別映像では、豪華キャストたちが、どんな問いでも真実を欺くことができる便利な言葉「ブラックバッグ」を連発。「夫婦でも信頼できるか?」というジョージ(ファスベンダー)の問いに、「確かめる方法はひとつ」と軽やかに答えるキャスリン(ブランシェット)の意味ありげな笑顔が後を引く。
「ブラックバッグ」は、9月26日より全国ロードショー。
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