スティーブ・ジョブズ

劇場公開日:2016年2月12日

スティーブ・ジョブズ

解説・あらすじ

「スラムドッグ$ミリオネア」のオスカー監督ダニー・ボイルが、アップル社の共同設立者スティーブ・ジョブズの生き様を描いた伝記ドラマ。ジョブズ本人や家族、関係者へのインタビューを中心に執筆された伝記作家ウォルター・アイザックソンによるベストセラー「スティーブ・ジョブズ」をもとに、「ソーシャル・ネットワーク」でアカデミー脚色賞を受賞したアーロン・ソーキンが脚本を担当。1984年のMacintosh、88年のNeXT Cube、98年のiMacというジョブズの人生の中で最も波乱に満ちていた時期に行なわれた3つの新作発表会にスポットを当て、人々を魅了した伝説のプレゼンテーションの舞台裏を通し、信念を貫き通そうとする姿や、卓越したビジネスセンスを浮かび上がらせていく。さらに娘リサとの確執と和解といったエピソードも盛り込み、ジョブズの素顔を浮き彫りにする。「それでも夜は明ける」のマイケル・ファスベンダーがジョブズを熱演し、共演にも「タイタニック」のケイト・ウィンスレット、「グリーン・ホーネット」のセス・ローゲンら豪華キャストが集結。

2015年製作/122分/G/アメリカ
原題または英題:Steve Jobs
配給:東宝東和
劇場公開日:2016年2月12日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第73回 ゴールデングローブ賞(2016年)

受賞

最優秀助演女優賞 ケイト・ウィンスレット
最優秀脚本賞 アーロン・ソーキン

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) マイケル・ファスベンダー
最優秀作曲賞 ダニエル・ペンバートン
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(C)Universal Pictures

映画レビュー

3.5【”曲はポケットに。そして”現実歪曲フィールド”。今作は、周囲に嫌われようとも我が道を歩いた男の人生を、Macintosh、NeXT Cube、iMacの新作発表会にフォーカスして描いた作品である。】

2025年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

斬新

■アップルの新製品発表会の直前、スティーブ・ジョブズ(マイケル・ファスベンダー)は、主役の新型PC「Macintosh」が予定通り「ハロー」と挨拶しないことに苛立ち、開発者アンディ・ハーツフェルド(マイケル・スタールバーグ)に詰め寄っていた。そこへ、元恋人のクリスアン(キャサリン・ウォーターストン)が幼い娘・リサを連れて現れる。2人はリサを認知するかどうかでもめていたが、リサはそんなことは気にせずにマックを弄り、コントローラーでパソコンの画面に線を引いた。

◆感想<Caution!内容に余り触れていません!>

・今作は、スティーブ・ジョブズの遺した足跡をある程度知っていた方が、面白く鑑賞出来ると思ったな。
 でもまあ、スティーブ・ジョブズを演じた何物にも成れるマイケル・ファスベンダーが、いつの間にかスティーブ・ジョブズに見えてくるのだから、彼の名優の演技を見るだけで面白いかもしれない。

・私は、バリバリの文系脳(って、区別するのも嫌なもんだね。)であるが故に、今作でも出て来たアラン・チューリングの生涯を描いた「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」や、インドの数学者ラマヌジャンを描いた「奇蹟がくれた数式」や、スティーブン・ホーキング博士の半生を描いた「博士と彼女のセオリー」などの数学者映画が好きなんだけれども、今作を観ていると、ジョブス自身も言っているが、彼は発明者というよりは、コンダクターなんだと思ったな。発明者は明らかに彼の相棒ウォズニアック(セス・ローゲン)達だよね。

・ジョブスはウォズニアック達、天才的な発明者のエッセンスを巨視的な視点で見て、”100曲でも、1000曲でも、ポケットに入れるんだ!”などという、普通人では考えないような事を、思いつく天才なんだよね。
 それを、彼に長年付き添っていた側近のジョアンナ・ホフマン(ケイト・ウィンスレット)は、”現実歪曲フィールド”って呼ぶんだよなあ。センスあるワード使いだなあ。

・ジョブズのクリスアンに対する態度は、マアマア酷い。背景は描かれないが娘のリサを絶対に認知しないのである。
 だが、ジョブスの小さい時から、大学生に成長したリサを観る眼は、完全に父親の眼なんだよね。こういう所が、変人って呼ばれた所以なんだろうね。

<今作が成功しているのは、Macintosh、NeXT Cube、iMacの新作発表会の直前にフォーカスして作品構成だろうな。
 それと、ヤッパリスティーブ・ジョブズを演じた何物にも成れる名優マイケル・ファスベンダーだと思ったな。2013年版のアシュトン・キャッチャー主演の「スティーブ・ジョブズ」と見比べるのも、面白いと思うよ。じゃーね。>

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NOBU

3.0ジョブズの内面を深く描いている

2024年10月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ダニー・ボイル監督作品ということと、2013ものとの観比べで鑑賞。
結論、2013ものの勝ち。本作はダニー・ボイル監督だし、構成等々踏まえるとこちらの方がハードで深いため一般的には評価される創りなのだとは思うのだが、個人的にはジョブズの生い立ちも描いた伝記的な創りの方が好きかな。
本作は終始発表会直前をクローズアップしており、ある意味ではジョブズの性格や本音をじゅうぶんに掘り下げているのだが、どうしても室内メインの撮影だけでは物足りなさを感じてしまう。ITに疎くジョブズにあまり傾倒していなかった自分のようなタイプには、どこまでいってものめり込みにくさがつきまとう。
キャストも2013ものの方が良かったかも。とはいえ、ラストシーンは断トツ本作の方が心に刺さり良かったし、差としては結局やっぱり最初に観た方が印象に残りがちと言うことだけなのかも知れない。

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いけい

3.5For the times they are a-changin’. 時計じかけのAppleは電気父娘の夢を見るか?

2024年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 10件)
たなかなかなか

3.0ミッションを持って生きる人が増えそうな作品

2024年5月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

スティーブ・ジョブズという偉大なイノベーターの裏側にある、人間的な葛藤や複雑さを探求している作品。ジョブズが抱える家族や友人との関係、そしてビジネスの世界での苦悩がリアルに描かれています。

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平野翠@事業家集団