最高のオリンピック映画15本 「フォックスキャッチャー」、市川崑監督「東京オリンピック」など
2024年7月31日 22:30

開催中のパリオリンピックに合わせ、米Vultureが過去に発表した「最高のオリンピック映画トップ15」を再掲している。
1位は、ベネット・ミラー監督「フォックスキャッチャー」。1996年にアメリカで起こったデュポン財閥の御曹司ジョン・デュポンによるレスリング五輪金メダリスト射殺事件を映画化した同作は、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞したサスペンスドラマ。実力がないのにも関わらず指導者であることに固執するデュポンをスティーブ・カレル、金メダリスト兄弟の兄をマーク・ラファロ、弟をチャニング・テイタムが演じ、アカデミー賞でも5部門にノミネートされた。
2位は、1972年ミュンヘンオリンピックで起こった、パレスチナのテロ集団「ブラック・セプテンバー」によるイスラエル選手団襲撃事件の詳細を追ったドキュメンタリー「ブラック・セプテンバー 五輪テロの真実」。ケビン・マクドナルド監督の同作はアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した。
3位は、レニ・リーフェンシュタール監督「オリンピア」。ナチス政権下のドイツで開催された1936年ベルリンオリンピックの公式記録映画で、日本では「民族の祭典 オリンピア」「美の祭典 オリンピア」の2部作として公開された。この大会から始まった聖火リレーや開会式、各種競技を映した40名を超える撮影技師による当時最先端の映像表現が評価され、ベネチア国際映画祭で最高賞(ムッソリーニ杯)を獲得したが、プロパガンダ映画という非難も集まった。
その他にも、市川崑監督「東京オリンピック」や、アメリカ人女子フィギュアスケート選手として初めてトリプルアクセルに成功したトーニャ・ハーディングを題材にした「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」、ジャマイカの陸上選手が冬季五輪のボブスレーに挑戦する感動コメディ「クール・ランニング」などがランクインしている。
米Vultureが選ぶ「最高のオリンピック映画トップ15」(元記事は2018年に掲載)は以下の通り。
2.「ブラック・セプテンバー 五輪テロの真実」(1999)
3.「オリンピア」(1938)
4.「白銀のレーサー」(1969)
5.「ミュンヘン」(2005)
6.「炎のランナー」(1981)
7.「東京オリンピック」(1965)
8.「ミラクル」(2004)
9.「時よとまれ 君は美しい ミュンヘンの17日」(1973)
10.「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」(2017)
11.「マイ・ライバル」(1982)
12.「クール・ランニング」(1993)
13.「冬の恋人たち」(1992)
14.「ラスト・リミッツ 栄光なきアスリート」(1996)
15.「俺たちフィギュアスケーター」(2007)
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)