リドリー・スコット監督が告白 「エイリアン2」の監督オファーはなかった!
2024年7月5日 11:00

映画界の巨匠リドリー・スコット監督が、自らの監督作でSF映画の金字塔「エイリアン」の続編「エイリアン2」を手がけなかった理由について米バニティ・フェアの取材で明らかにした。
「エイリアン2」は、「ターミネーター」で注目されたジェームズ・キャメロン監督が手がけ、大ヒットになったことで知られている。通常、ヒット映画の続編は前作から引き継がれるものだが、「エイリアン2」に関しては準備が進められていることすら、スコット監督には知らされていなかったという。
「私は『エイリアン』と『ブレードランナー』の続編について一度も相談を受けなかったし、企画開発についても知らされなかった」と、スコット監督は語る。
続編の相談がなかった理由について、スコット監督はハリウッドでのキャリアが浅かったせいだと分析している。スコット監督にとって「エイリアン」は監督2作目、「ブレードランナー」は3作目だった。 「私はふたつのフランチャイズの生みの親だ。ハリウッドの大半の監督は、自分の作品を手放したりしない。だが、私にはそれを選ぶ余地がなかったんだ」
だが、その後も「ブラック・レイン」「テルマ&ルイーズ」「グラディエーター」という話題作を生み出し、周囲を認めさせた。
スコット監督は近年になって「エイリアン」シリーズに回帰し、「プロメテウス」(2012)や「エイリアン コヴェナント」(17)などを手掛けている。また、代表作のひとつ「グラディエーター」(00)の続編「グラディエーター2」の製作も控えており、24年11月22日の公開を予定している。そして現在も「ブレードランナー」や「エイリアン」の世界観を拡張するプロジェクト、「ブレードランナー 2099」や「エイリアン ロムルス」にも深く関与している。こうした続編を積極的に手がけているのは、当時続編を任せてもらえなかったことへの思いが影響しているのかもしれない。

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