映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

アリ・アスター監督の脳内を理解できる!? 「ボーはおそれている」鑑賞後におすすめの映画5本

2024年2月22日 16:00

リンクをコピーしました。
「ボーはおそれている」は公開中
「ボーはおそれている」は公開中
(C)2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

へレディタリー 継承」「ミッドサマー」のアリ・アスター監督が、「ジョーカー」のホアキン・フェニックスとタッグを組んだ「ボーはおそれている」が、現在公開されている。シネフィルであるアスター監督は、自身が愛するさまざまな映画や小説などからインスピレーションを受けたと公言している。この記事では、本作を観賞後におすすめしたい5作品を紹介していく。

画像2(C)2023 Mommy Knows Best LLC, UAAP LLC and IPR.VC Fund II KY. All Rights Reserved.

すでに、SNS上では多くの観客からオマージュなどを指摘されている作品が挙げられている。アスター監督は、作品の中には意図的に引用したものもあれば、インタビュアーや評論家から指摘されてはじめて、影響を受けていたことに気づく作品もあるという。


画像3(C)Les Films de Mon Oncle - Specta Films C.E.P.E.C.

ボーはおそれている」は4部構成となっているが、1部は「プレイタイム」にインスパイアされたことをアスター監督は認めている。本作はフランス人監督タチの長編4作目で、膨大な製作費をかけたコメディドラマ。仕事の面接を受けるためパリにやってきた主人公が洗練された近代的なビルの中ですれ違いを繰り返し、担当者に会うことができない。街をさまよう彼はレストランで、アメリカ人観光客の女性バーバラと出会い仲良くなるが……。70ミリのフィルムで撮影されたタチ監督の代表作の一本。


ニューヨークでプログラマーとして働く主人公ポールは、カフェで出会った美しい女性マーシーに再会するため街に向かうが、一文なしになったり殺人事件に巻き込まれたりと、次々とトラブルに見舞われるカフカ的な悪夢の一夜を描いたブラックコメディ。スコセッシ監督は、本作でカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞した。

アスター監督は、スコセッシ監督を「僕のヒーロー」と敬愛し、「ボーはおそれている」の上映時トークゲストにはスコセッシを招いて語り合っている。また、アスター監督は、本作を作るにあたりユダヤ人作家のフランツ・カフカの小説作品も強く意識したと語っている。


回想シーンで、子ども時代のボーと初恋の相手エレインとの出会いの場面でプールに浮かぶ男性の水死体が映し出されるが、これはビリー・ワイルダー監督「サンセット大通り」へのオマージュだと思われる。

ハリウッドのサンセット大通りで、売れない脚本家が荒れ果てた家に逃げ込むと、そこはサイレント時代の大女優の邸宅だった。華やかな世界への返り咲きを願う彼女は彼に脚本の手直しを頼み、そこで奇妙な共同生活が始まるという、ハリウッドの光と影を描いている。

脚本家と大女優の共依存関係は、「ボーはおそれている」のボーと母親モナの関係のレファレンスになっている。ちなみに、「ボーはおそれている」の製作発表時のタイトルは「Disappointment Blvd.」(失望大通り)だった。


画像4(C) 2009 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

コーエン兄弟の「シリアスマン」は、1967年のアメリカ中西部ミネソタを舞台に、生真面目で信仰心の厚いユダヤ人大学教授が突如不幸の連続に見舞われるという不条理ブラックコメディ。アカデミー賞で作品賞と脚本賞にノミネートされた同作には、「ボーはおそれている」のラストで検察官を演じているリチャード・カインドも出演している。コーエン兄弟も、アスター監督が敬愛する監督だと明かしている。


ボーはおそれている」はボーが実家に帰省する物語だが、「オズの魔法使」は、オズの国に飛ばされた主人公ドロシーが、故郷に帰ろうとするファンタジー。劇中のアニメーションと実写が融合したカラフルでサイケデリックなシーンで、ボーが、レンガ道を歩いているところも「オズの魔法使」を彷彿とさせる。

アリ・アスター の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

“ベスト主演映画”TOP5を発表!の注目特集 注目特集

“ベスト主演映画”TOP5を発表! NEW

【出演123本の中から、1位はどの作品?】そして最新作は、生きる力をくれる“集大成的一作”

提供:キノフィルムズ

ワン・バトル・アフター・アナザーの注目特集 注目特集

ワン・バトル・アフター・アナザー NEW

【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった

提供:ワーナー・ブラザース映画

96%高評価の“前代未聞の心理戦”の注目特集 注目特集

96%高評価の“前代未聞の心理戦”

【スパイによる究極のスパイ狩り】目を逸らせない超一級サスペンス

提供:パルコ

映画.com編集長が推したい一本の注目特集 注目特集

映画.com編集長が推したい一本

【ただの映画ではない…】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験!この伝説を人生に刻め!

提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…の注目特集 注目特集

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…

【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作

提供:キノフィルムズ

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作の注目特集 注目特集

めちゃくちゃ笑って、すっげぇ楽しかった超刺激作

【これ良かった】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)

提供:ライツキューブ

なんだこのかっこいい映画は…!?の注目特集 注目特集

なんだこのかっこいい映画は…!?

「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――

提供:ディズニー

宝島の注目特集 注目特集

宝島

【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。

提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

関連コンテンツをチェック

おすすめ情報

映画.com注目特集 10月4日更新

映画ニュースアクセスランキング