サンセット大通り

ALLTIME BEST

劇場公開日

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解説

 映画の都ハリウッドのサイレント時代と50年代、2つの時代がシンクロする作品。「ハリウッドでハリウッドを描く作品が作りたかった」とビリー・ワイルダーは製作意図を語っている。売れない脚本家ギリスは、無声映画時代の大女優ノーマの家へ迷い込む。華やかな世界への返り咲きを願う彼女は、ギーリに脚本の手直しを頼むが……。ノーマ役のグロリア・スワンソンの緊迫感あふれる演技は秀逸。「クレオパトラ」などの監督として知られるセシル・B・デミルが、本人役で登場している。

1950年製作/110分/G/アメリカ
原題:Sunset Boulevard

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第8回 ゴールデングローブ賞(1951年)

受賞

作品賞  
最優秀主演女優賞(ドラマ) グロリア・スワンソン
最優秀監督賞 ビリー・ワイルダー
最優秀作曲賞 フランツ・ワックスマン

ノミネート

最優秀助演男優賞 エリッヒ・フォン・シュトロハイム
最優秀脚本賞 チャールズ・ブラケット
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映画レビュー

3.5A tale of a lost man caught in a ...

2021年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

A tale of a lost man caught in a Venus fly trap with mortal consequences. The film has the quirk of Hitchcock film; You might think you are in the same mansion as Rebecca. The plot of a needy man in servitude to a royal middle aged woman might feel like an allegory to some. Art for art's sake at times. You can feel the speed of the Hollywood ages passing by in this time capsule-in-a-time capsule.

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Dan Knighton

5.0日の沈むところに巣食うものの物語。 自分とは何者なのか。

2021年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

サンセット大通り。ロサンゼルスに実在する道路。
さぞかし、陽が沈みゆく風景は明媚であろう。
しかも、ハリウッドをはじめとする芸術産業地帯を通るとか。華やかなイメージ。

そんな通りをタイトルとした映画。

『ようこそ、革命シネマへ』で、映画クリエイターたちが、嬉々として真似をしていた映画。
さぞかし、心躍る名画なのだろうと、鑑賞。

こんな映画だったとは…。
『妖怪人間ベム』のイントロが聞こえてくるようだ…。「早く、○○になりたい」と。

ファンの期待に応え、自分を主役とした映画を創作したい女。
脚本家として、映画を創作したい男。
ほころびかけている自分だけの夢の世界を、必死に創作し続ける男。
 創り出す喜びを手放せば、違う幸せも見えてくるだろうに。

贅沢し放題。だが、それだけでは満たされぬ心。
万人からの「いいね」を欲し、愛し方を知らぬ女。
支配・所有ー被支配・被所有。
まるで息するコレクション…。

かっての自分にとらわれた女。
自分の立場をもかなぐり捨てても、自分の夢を守り通したい男。
夢を巡って、自分の生き方に迷う男。
夢にまっすぐな瞳に照り返される自分の姿。あえて眠らせていた志がうずきだし…。

そして…。

Wikiや、いろいろなレビューを拝見すると、まるでドキュメントにもなりえるようなキャスティングだとか。その役柄を嬉々として演じる役者たち(「蝋人形」と称される人物をまことしやかに”蝋人形”らしく演じるとか)。
また、映画の中に出てくる映画の企画『サロメ』とも、幾重にも重なるプロット・演出。

ノーマがマックスをどう思っているのか、どういう経緯でこのような境遇にマックスがなったのかの説明はない。ないにもかかわらず、たった一言の説明と映画全般の演技で、二人の関係性と境遇が納得できてしまう。

圧巻…。

もどかしさ。あはれ。世間と断絶された空虚感・焦り…。みじめさ。怒り。
何かをしたい。それによって、世界とつながりたい。承認を得たい。
ただ、時間を費やすのではなく。
湧き上がって千々に乱れるその情熱。どこにぶつければいいのか。
様々な感情に揺さぶられる。

お金があっても、制約(口出し)が多すぎて駄作となる映画。…皮肉?

重苦しいだけでなく、そんなシニカルな(笑)も散りばめられている。

だが、それだけではない。

意表を突くフィナーレ。
このシーンだけでも、ものすごいシーンを鑑賞した気になり、お腹一杯。息を飲む。

だが、映画を通して、このフィナーレを鑑賞するとき、忘れたくとも忘れられぬものになる。

《蛇足》
『蜘蛛女のキス』でブラガさん演じる、モリーナが語る映画の中の女優の佇まい・所作のモデルって、この映画のノーマ?

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とみいじょん

4.5執事マックスが作り上げた「大女優のためのアクアリウム」としてのゴシック屋敷。

じゃいさん
2021年8月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

改めて映画館で観て、やっぱりこの作品は映画館で観ないとな、と。
だってこれって、エーリッヒ・フォン・シュトロハイムの「アクション!」の声を聞いて、
並みいるキャメラが階段をしずしずと降りてくるグロリア・スワンソンを捉えて、
「それを客席で我々が観る」ことで、初めて完結するギミックなんだから。

圧倒的な完成度を誇る、ビリー・ワイルダーの代表作にして、ハリウッドの内幕物としても、フィルム・ノワールの到達点としても、ミステリー映画の精髄としても、時代を超えて語り継がれるべき傑作だ。

とにかく脚本の精度が只事ではない。
間断するところのないサスペンスと、ラストシーンから始まりながらなお先の読めない展開、
人間ドラマとしての充実ぶり、小気味のよい台詞の数々。何より、「リズム」が素晴らしくこなれていて、唐突なところや雑なところが一切ない。

配役の底意地の悪さも、いかにもビリー・ワイルダーらしいえぐ味があって良い。
落ちぶれた大女優役に、実際の落ちぶれた大女優グロリア・スワンソン。
まさかの前職&前肩書きが衝撃的な執事に、実際にスワンソンを●●したことがあるエーリッヒ・フォン・シュトロハイム。
スワンソンのブリッジ仲間でジョーから『蝋人形たち』と馬鹿にされているメンバーに、バスター・キートンを筆頭とする零落したサイレント時代のスターたち。
で、スワンソンに表面上優しく接しながら、映画人として切り捨ててみせる大監督に、実際にかつてスワンソン主演で何本も映画を撮っているセシル・B・デミル。
一方で、名もない三文脚本家の若いふたりには、当時まだ無名だったウィリアム・ホールデンとナンシー・オルソン。
つまり、本作は今でいうところの「当の本人が当人役で出演する〈実録再現〉ドラマ」であり、
良識派なら眉をひそめるような、下世話で露悪的なキワモノ演出のゴシップ話なのである。
それを、これだけ普遍的な悲劇へと高めてしまうワイルダーの手腕たるや、もう言葉もない。

構造としては基本、フィルム・ノワールの文法に則った作劇が成されているのだが、それと同時に、典型的な「オールド・ダーク・ハウスもの」の怪奇映画の枠組みが踏襲されているのも注目に値する。
すなわち、怪しいゴシック調のお屋敷にたどり着いた旅人が、得体の知れない主人と執事が世間から隔絶した生活を送るその屋敷で、恐怖の夜を体験する、という一つの類型である。
要するに、ワイルダーはハリウッドの内幕物を描くにあたって、ノワールの手法に、お屋敷ホラーの手法を組み合わせて、おどろおどろしいサスペンスを醸成しているわけだ。なにせ、あの怪優シュトロハイムが、オルガンでバッハの「トッカータとフーガ」を弾くんですよ。これが怪奇映画じゃなくてなんだというのか(笑)。

さらには、作中でグロリア・スワンソンが執筆している「サロメ」のストーリーラインと、映画のプロットがシンクロしている点も見逃せない。ヘロデ王によって古井戸の底にとらわれた若き預言者ヨハネ(ヨカナーン)に、王の娘であるサロメは岡惚れするのだが、「年の差がありすぎて」相手にされない。結局サロメは、ヨハネの首を父親に斬らせて、首に口づけをして歪んだ愛を成就させる。
本作のラストシーンでは、リヒャルト・シュトラウスのオペラ『サロメ』の「七つのヴェールの踊り」が鳴り響く。スワンソンにとっては、これは「セシル・B・デミルによるサロメ」がクランクインすると同時に、「サロメ」の悲劇が成就する瞬間でもあるのだ(ちなみに、サロメはだいたい16歳くらいのタイトルロールを「オバサン」歌手が若作りして演じることが多い)。
それに改めて考えてみると、『サンセット大通り』のメロドラマ的要素自体、悲劇へと転じてゆく展開や構造がとても「オペラ的」な気がする。

個人的には、本作のすべてが好きだし、すべての要素に優劣をつけがたい。
だが強いて言うなら、エーリッヒ・フォン・シュトロハイム演じるマックスという執事を創造したことこそが、『サンセット大通り』最大の功績ではないかと思う。
なにせ、本作は一見グロリア・スワンソンの物語であるかのように見えて、その実エリック・フォン・シュトロハイムの物語なのだ。
グロリア・スワンソンが生きる、時代に取り残されたゴシック・ハウス。
ここは、グロリア・スワンソンが自身の力で作り上げた世界ではない。実際は、グロリア・スワンソンを「生かす」ために、シュトロハイムが献身と妄執で作り出した、噓と虚構の「仮想世界」なのだ。
それは、ネイチャーアクアリウムのように、すべてがしつらえられ、塗り固められた、幸せな閉鎖空間。希少種を保護するかのように、執事は究極の愛情をもって、彼女の誇りに餌を与え、夢に酸素を供給する。その小さなアクアリウムに、一匹の金魚――外界を知り、若さを誇る金魚が闖入してくることから始まる悲劇。
そう、これは一人の男が何十年もかけて築き上げてきた虚構の「幸せの王国」が、外から入ってきた新しい血によって、崩壊に至る物語なのだ。

だからこそのあのラスト、ということもできるだろう。
あの瞬間、シュトロハイムは、短くともひととき、彼の「偽りの王国」を取り戻すのだから。

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じゃい

4.0過去の大スターの孤独

みなさん
2021年3月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

興奮

顔面が恐ろしすぎて殺されかけたの初めて。グロリア・スワンソン怖すぎ。あの階段を仰々しく下ってくるラストシーンは忘れられない。でも、過去に売れていた俳優がかつての戦友にも相手にされなくなるということは身近に起きていたりするので、残酷なリアリティもありました。

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みな
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