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「かがみの孤城」あらすじ、声優まとめ 原恵一監督20年ぶりのヒット作、原監督が同作で訴えたかったこと

2024年2月9日 21:00

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原恵一監督の最新作が地上波初放送
原恵一監督の最新作が地上波初放送
(C)2022「かがみの孤城」製作委員会

日本テレビ系「金曜ロードショー」で2月9日午後9時、劇場アニメ「かがみの孤城」が地上波初放送されます。

同作は、辻村深月氏によるベストセラー小説を原作に、「河童のクゥと夏休み」などで知られる原恵一が監督、アニメ「ソードアート・オンライン」シリーズのA-1 Picturesがアニメーション制作を担当。2022年12月に劇場公開され、興行収入10億円を超えるヒットを記録しました。

同作のあらすじと主な出演声優の紹介とあわせて、昨年開催された東京国際映画祭での原監督の発言を引きながら「かがみの孤城」が描こうとしたことの一端をひも解いていきます。

画像2(C)2022「かがみの孤城」製作委員会
【あらすじ】
中学生のこころは学校に居場所をなくし、部屋に閉じこもる日々を送っていた。そんなある日、部屋の鏡が突如として光を放ち始める。鏡の中に吸い込まれるように入っていくと、そこにはおとぎ話に出てくる城のような建物と、6人の見知らぬ中学生がいた。そこへ狼のお面をかぶった少女「オオカミさま」が姿を現し、ここにいる7人は選ばれた存在であること、そして城のどこかに秘密の鍵が1つだけ隠されており、見つけた者はどんな願いでもかなえてもらえると話す。
【主な声の出演】
画像3(C)2022「かがみの孤城」製作委員会

主人公のこころ役を演じたのは、若手女優の登竜門として知られる「カルピスウォーター」の14代目テレビCMキャラクターに起用されるなど注目を集める當真(とうま)あみさん。オーディションで1000人以上のなかから主役に抜てきされました。當真さんは、現在放送中の実写ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」で、谷崎天音役として出演しています。

画像4(C)2022「かがみの孤城」製作委員会

鏡の中の城でこころが知り合うリオン役を北村匠海さん、マサムネ役を「名探偵コナン」江戸川コナン役の高山みなみさん、ウレシノ役を「進撃の巨人」エレン・イェーガー役の梶裕貴さんが担当したほか、こころの母役を麻生久美子さん、鏡の中の城にこころたちを招いた「オオカミさま」を芦田愛菜さん、こころを見守るフリースクールの喜多嶋先生役を宮崎あおいさんが演じています。

●こころ:當真あみ
●リオン:北村匠海
●アキ:吉柳咲良
●スバル:板垣李光人
●フウカ:横溝菜帆
●マサムネ:高山みなみ
●ウレシノ:梶裕貴
●伊田先生:藤森慎吾
●養護の先生:滝沢カレン
●こころの母:麻生久美子
●オオカミさま:芦田愛菜
●喜多嶋先生:宮崎あおい
原恵一監督、20年ぶりのヒット作】
画像5

原恵一監督は「かがみの孤城」について、昨年10月に行われた第36回東京国際映画祭のアニメーション部門の上映&トークで、「僕の映画がヒットしたのは『クレヨンしんちゃん』以来、20年ぶり。何をつくってもヒットしてこなかったが、出資者も喜ぶ作品がつくれて喜んでいます」と振り返っています。

原監督が語った「かがみの孤城」の20年前の“ヒット作”は、09年の実写映画「BALLAD 名もなき恋のうた」の原案にもなった「映画 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!!戦国大合戦」(02)になります。その後、原監督は、「河童のクゥと夏休み」(07)を最後に所属していたシンエイ動画を離れてフリーとなり、「カラフル」(10)、「はじまりのみち」(実写映画/13)、「百日紅 Miss HOKUSAI」(15)、「バースデー・ワンダーランド」(19)を手がけます。内容的には高く評価される作品が多かったものの、原監督が語っていたとおり、興行成績は芳しくないものが続いていました。

映画は、単独もしくは複数の会社が作品に出資することで製作費をまかない、観客がお金を払って作品を見ることなどで出資した資金を回収することで、また次の作品を製作できるというサイクルでつくり続けられています。言い方を変えると、原監督のここ20年の作品は、前作が興行的には芳しくなくてもお金を出そうと決断した出資者たちの理解によってつくり続けてこられたとも言えるはずです。そう考えると、原監督の発言にある「出資者も喜ぶ作品がつくれて」という言葉に重みが感じられます。

【作品を見た“あなた”に原監督が訴えたかったこと】
画像6(C)2022「かがみの孤城」製作委員会

かがみの孤城」は、ビジュアルやあらすじだけを見ると少女が主人公のちょっと不思議な物語に見えますが、今を生きる子どもたちの間でおきている社会問題の要素がふくまれ、終盤にむけて重たいテーマの物語が展開されます。

原監督は東京国際映画祭のトークで、「この映画で描いているようなつらい目にあっている子どもたちというのは今、実際に日本でたくさん増えていて、なかには自殺してしまう子もたくさんいる」と話し、社会問題になっているにもかかわらず、2022年の小中高生の自殺者数が過去最多の514人で、不登校の小中学生が30万人近くいることを、「もうとんでもない数字になっている」と観客に伝えていました。

作品の核心にかかわる部分のため詳述は避けますが、原監督がさらに続けて聴衆に訴えた以下の言葉を、映画を見終わったあとに思い返していただけると、原作者の辻村氏や原監督が作品をとおして訴えたかったことがより分かっていただけるのではないかと思います。

「現実の世界には“かがみの孤城”はないので、僕らは何かしらそういう子どもたちのことをちゃんと忘れずに、何かできる小さいことをできればいいなと思ってます。で、見た人がやっぱりそういうふうに、なんか自分が“かがみの孤城”みたいな存在に少しでもなれればいいって考えてくれるとうれしいです」


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