【2024年公開】人気漫画の実写映画・あらすじを一挙紹介 「からかい上手の高木さん」「違国日記」など
2023年12月29日 16:00
昨年は「ミステリと言う勿れ」「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」など、人気漫画を実写化した邦画作品が多く公開されました。2024年もさまざまなジャンルの人気漫画の実写化が発表されており、この記事では現在明らかになっているタイトルとあらすじなどを紹介します。
変声期に悩む合唱部の男子中学生と歌がうまくなりたいヤクザの交流をコミカルに描いた和山やまの人気コミックを、綾野剛主演で実写映画化。
中学校で合唱部の部長を務める岡聡実は、ある日突然、見知らぬヤクザの成田狂児からカラオケに誘われる。戸惑う聡実に、狂児は歌のレッスンをしてほしいと依頼。組長が主催するカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける恐怖の罰ゲームを免れるため、どうしても歌がうまくならなければならないのだという。狂児の勝負曲は、X JAPANの「紅」。嫌々ながらも歌唱指導を引き受ける羽目になった聡実は、カラオケを通じて少しずつ狂児と親しくなっていくが……。
綾野が狂児を演じ、聡実役にはオーディションで選ばれた新星・齋藤潤を抜てき。「リンダ リンダ リンダ」の山下敦弘監督がメガホンをとり、テレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」の野木亜紀子が脚本を手がける。
日露戦争での鬼神のごとき戦いぶりから「不死身の杉元」の異名を持つ杉元佐一。ある目的のため一獲千金を狙う彼は、北海道の山奥で砂金採りに明け暮れていた。そんなある日、杉元はアイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った「のっぺら坊」と呼ばれる男は、捕まる直前に金塊を隠し、その在処を暗号にした刺青を24人の囚人の身体に彫って彼らを脱獄させた。金塊を見つけ出すべく動き始めた杉元は、野生のヒグマに襲われたところをアイヌの少女アシリパ(「リ」は小文字が正式表記)に救われる。彼女は金塊を奪った男に父親を殺されており、その仇を討つため杉元と行動をともにすることに。一方、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉と、戊辰戦争で戦死したとされていた新選組副長・土方歳三も、それぞれ金塊の行方を追っていた。
「キングダム」シリーズの山崎賢人が杉元、「彼女が好きなものは」の山田杏奈がアシリパを演じ、眞栄田郷敦、工藤阿須加、玉木宏、舘ひろしら豪華キャストが個性豊かなキャラクターたちを演じる。監督は「HiGH&LOW」シリーズの久保茂昭。
佐々木蔵之介が主演したドラマシリーズの完結編。愛する家族とただ平穏に暮らしていくことだけが生きがいだった、ごく普通のお父さん“鳥栖哲雄”は、ある日、娘の彼氏を殺して“殺人犯”になってしまう。一線を越えてしまった哲雄を待ち受けるのは、冷徹で残忍な“闇社会の半グレ組織”だった。“娘を守るために”殺人犯になった父。夫の秘密を守り、支える妻。そして何も知らない娘。推理小説オタクの“ただのおじさん”は、家族を守るために命を懸けた絶対に負けられない闘いに挑む。
原作は、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片が、どうにか高木さんにからかい返そうと策を練るもいつも見透かされてしまうという、2人のからかいをめぐる日常を描いた。
映画版は中学生時代から10年後を描く、オリジナルストーリーとなる。主演の永野芽郁は中学生時代から10年が経ち、教育実習生として母校へ帰ってきた高木さんを演じる。母校で体育教師となった10年後の西片を高橋文哉が演じ、「愛がなんだ」「街の上で」の今泉力哉が監督を務める。
熊本地震をきっかけに出会った、恋人でも家族でもない、境遇もバラバラな猫好き男女3人と猫の共同生活が描かれる。書店で働く40代の戸馳灯を安達祐実、30代精神科医師の三角鹿乃子を倉科カナ、20代のアパレルショップ勤務の波多浦仁を渡邊圭祐が演じる。
原作は、「さんかく窓の外側は夜」など多くの人気作を生み出したヤマシタ氏の同名漫画。人見知りな小説家の高代槙生と、15歳の人懐っこい姪・田汲朝の対照的な2人の同居譚で、なかなか理解し合えない寂しさを抱えながらも、丁寧に日々を重ね生活を育むうちに家族とも異なった、かけがえのない関係になっていく。新垣結衣が高代槙生役、オーディションで選ばれた新人の早瀬憩が田汲朝役を演じる。
人気漫画を実写映画化した大ヒット作「キングダム」シリーズ第4作。中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎賢人)と中華統一を目指す若き王・えい政(吉沢亮)の活躍を壮大なスケールで描く。
秦と趙による国の存亡をかけた一世一代の戦いが繰り広げられる本作は、前作で描かれた「馬陽の戦い」の続きから始まる。過去に王騎(大沢たかお)と馬陽の地で因縁の戦いを繰り広げた“武神”と恐れられる趙国の真の総大将・ほう煖(吉川晃司)、趙国がその存在を他国に隠していた謎多き軍師・李牧(小栗旬)が登場する。
主人公・冴羽リョウ(リョウの漢字はけものへんに寮)を鈴木亮平、ヒロインの槇村香を森田望智が演じる。
日本初の実写化となる本作では原作をリスペクトし、新宿駅東口の伝言板が復活。現代の新宿を舞台に、新宿区、新宿区観光協会、歌舞伎町商店街などの全面協力の元、実際の新宿・歌舞伎町で過去最大級の規模で撮影を行っている。監督は数々のヒットドラマ・映画を手がける佐藤祐市。
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父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
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奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。