サメ映画12選 米誌が選出
2023年7月21日 20:00

カルト的な人気を誇るサメ映画の代表作を米IndieWireがセレクト。1956年のジェリー・ホッパー監督作「シャークファイターズ」から70年近く、さまざまなサメ映画が製作されてきた。ほとんどのサメ映画では、サメという種の持つ殺人本能を捉えているが、キャラクターに個性と明るさを加え、他の海の生き物同様に敬意を持ってサメを描いたアニメーション映画もある。時に恐ろしく、時に楽しく、映画ファンを魅了してきたサメ映画12本が選ばれた。
スティーブン・スピルバーグ監督がメガホンをとった本作は、サメ映画の基礎を築いた。大西洋の真ん中で撮影することを選んだことで、セットでの撮影よりも信ぴょう性が増したが、機材の水没やカメラの揺れなど多くの困難に見舞われることに。機械仕掛けのサメは、撮影中に破損したため、登場時間が限られたが、そのことが功を奏し、忍び寄るサメの恐怖とサスペンスが増した。
4部作からなる「ジョーズ」シリーズの2作目も、オリジナル同様に製作は困難を極めた。撮影が難航し、製作途中で監督が交代したにもかかわらず、興行的にヒットし、その年の興行収入トップ10に入った。オリジナルの出来には及ばないが、流血シーンはフランチャイズ中最多で、6人の登場人物が犠牲になっている(動物の死は含まない)。
レニー・ハーリン監督、サミュエル・L・ジャクソン主演作。海上の巨大な海洋医学研究施設で、人間の新薬のために研究されていたサメが、遺伝子操作により巨大化し、さらに高度な知能まで身につけ、嵐で半ば水没した研究所で恐怖をまき散らすパニックアクション。
ピクサーの大ヒット作。オーストラリアなまりのホホジロザメのブルースは、「いいサメ」であることを誓い、3週間魚を食べるのをやめていたが、水中に漂う血の匂いを嗅いだとたん……。息子ニモのもとへ急ぐマーリンと旅の相棒ドリーの冒険にスリルをもたらした名キャラクター。
サメが登場する前のお膳立ての時点で、見る者をソワソワさせる作品。スキューバダイビングを楽しんだ夫婦が海面に浮上すると、そこにいるはずのボートはなく……。大海原のど真ん中に、何一つ持たずに取り残された恐怖に追い打ちをかけるように、“やつら”はやってくる。
ドリームワークスによる長編アニメーション。お調子者の小魚と心優しい“ベジタリアン”のサメのコンビが、海底都市を牛耳るサメのマフィア相手に大騒動を繰り広げるアドベンチャーコメディ。ストーリーはともかく、ウィル・スミス、ロバート・デ・ニーロ、レニー・ゼルウィガー、ジャック・ブラック、アンジェリーナ・ジョリー、マーティン・スコセッシら声優陣がとにかく豪華。
ウェス・アンダーソン監督、ビル・マーレイ主演のアクションアドベンチャー。海洋学者でドキュメンタリー監督のスティーヴ・ズィスーは、大切な相棒を食い殺した幻の“ジャガーザメ”への復しゅうと最新作のヒットを誓い、クセ者揃いの映画製作チームとともに新たな航海へと旅立つ。
実話をもとにしたサスペンス。インドネシアを訪れたスキューバダイバーの一団は、人手の足りないヨットに乗り込んだところ、船が転覆して外洋に取り残されてしまう。陸地にたどり着こうとあてもなく泳ぎ出す者、沈みゆくボートの上に立ってチャンスをうかがう者。しかし、その海域はサメの生息域だった。
カルト的な人気を博し、6本の続編が製作されたディザスター映画。サメとの遭遇を避けるには水に近づかないことが最も効果的だが、サメを巻き込んだハリケーンにより陸上や空中からの攻撃も可能にになり、モンスターとの戦いは絶え間なく続くことに。見るからにCGIのサメはB級映画ならではで、ゴアシーンも盛りだくさん。チェーンソーでホホジロザメを体内から対峙する名場面も。
メキシコへの旅でサーフィンを楽しんでいた医学生とホホジロザメとの対決を描いたサバイバルアクション。サーフィン中に突然衝撃を受けて足を怪我してしまった主人公が、どう猛なサメが泳ぎ回る中、避難した岩場からわずか200メートル先にある岸を目指す。
全長23メートル、体重20トンの超巨大ザメ“メガロドン”を撃退するのは、泣く子も黙るアクションスター、ジェイソン・ステイサム。作家スティーブ・オルテンのパニックスリラー小説「メガロドン」を映画化した大ヒット作。続編「MEG ザ・モンスターズ2」が8月25日から全国公開。
広い肩、巨大な腕、すべてをかみ砕きそうなあご、蜘蛛の巣のような手が生み出す圧倒的なパワー。人型のホホジロザメ、キング・シャークことナナウエは、凶悪犯ばかりを集めた決死隊スーサイド・スクワッドのなかでも異色なキャラクター。シルベスター・スタローンが声優を務めた。
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