「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」首位に返り咲き! ウェス・アンダーソン新作は6位に浮上【全米映画ランキング】
2023年6月27日 09:00

6月第4週の週末、北米映画市場は低調な結果となり、3日間累計の興行収入はこの2カ月で最も少ない数字となりましたが、それでも1億ドルの大台は突破しています。
ソニーのアニメ映画「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」が、2週にわたり、それぞれ「ザ・フラッシュ」「トランスフォーマー ビースト覚醒」に興収ランキングの首位を譲っていましたが、3週間ぶりにトップに返り咲きました。本作は、「スパイダーマン スパイダーバース」の続編2部作の前編。週末3日間で興収1900万ドルを記録し、累計では3億ドルを突破しています。
2位のディズニーアニメ「マイ・エレメント」は、順位をキープ。週末3日間で興収1800万ドルをあげ、累計では6500万ドルを記録しています。
4位は、新作で唯一トップ10入りを果たしたソニーのコメディ「No Hard Feelings(原題)」。ジェニファー・ローレンスが、生活費に苦しむ32歳のUberドライバー、マディを演じています。彼女は、あるお金持ちが、大学進学を控えた内気な息子に社会経験を積ませるために掲載した、奇妙な求人広告に応募します。ジーン・スタプニツキー(「グッド・ボーイズ」)が監督・脚本、ジョン・M・フィリップス(「ダーティ・グランパ」)が共同脚本、マイケル・ダナ(「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」)が音楽を担当し、ローレンスが製作に名を連ねています。週末3日間の興収は、1500万ドルを記録しました。
フォーカス・フィーチャーズのウェス・アンダーソン監督作「アステロイド・シティ」は、上映館数を増やし、公開2週目にして6位に浮上。悲嘆に暮れる父を描いた戯曲を執筆中の作家を主人公に、砂漠にある田舎町アステロイド・シティで巻き起こる騒動を描きました。アンダーソン監督と盟友ロマン・コッポラが共作で原案を担い、アンダーソン監督が単独で脚本を手がけ、第76回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品されています。
アンダーソン監督作品でおなじみのジェイソン・シュワルツマン、エドワード・ノートン、ジェフリー・ライト、ティルダ・スウィントン、ジェフ・ゴールドブラム、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォーらが出演。さらに、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、マーゴット・ロビー、スティーブ・カレルら、豪華キャストが顔をそろえました。第87回アカデミー賞で4冠に輝いたアンダーソン監督作「グランド・ブダペスト・ホテル」のチームが、撮影・編集・プロダクションデザイン・衣装デザインを手がけています。週末3日間で、興収900万ドルをあげました。
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