海が舞台の映画10選 「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」「タイタニック」などご紹介【世界海洋デー記念】
2023年6月8日 06:00
本日6月8日は、世界海洋デー。2008年に国連総会で制定された国際デーのひとつで、生活に欠かすことができない海への感謝、そして海と人間とのつながりを考え、その大切さを改めて実感する日とされています。そこで、6月7日から配信が始まったばかりの「アバター ウェイ・オブ・ウォーター」をはじめ、「タイタニック」「モアナと伝説の海」など、海を舞台にしたディズニープラス配信作品10本をご紹介。映画を通して、生命の源であり、いまも多くの謎に包まれた壮大な海の世界に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
ジェームズ・キャメロン監督が革新的な3D映像を生み出した「アバター」の続編。前作から約10年が経過した世界で、主人公たちが移住した海を舞台に新たなドラマが紡がれる。人類との壮絶な戦いを経て、惑星パンドラの一員となった元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は、ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と結ばれ、家族を築く。しかし、再び人類がパンドラに現れたことで、未知なる海の部族の元へ身を寄せることになる。
さらに進化した映像が生み出す海の世界は、神秘的かつリアリティ満点だ。俳優たちが実際に巨大プールに潜水し、その演技がパフォーマンスキャプチャで捉えられており、海中のキャラクターの躍動感から、繊細な表情までをも表現。白い砂浜、熱帯の楽園など、エメラルドグリーンの海を取り巻く美しい世界にも心奪われる。それだけに、海を侵略しようとする人間たちの狂気や愚かさが浮き彫りとなり、自然に対する敬意を改めて実感させる。
同じくキャメロン監督が、1912年に実際に起きたタイタニック号沈没事故をベースに、新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャック(レオナルド・ディカプリオ)と上流階級の娘ローズ(ケイト・ウィンスレット)の身分違いの愛とその行く末を描く不朽の名作。撮影で使用するタイタニック号の右半分を原寸大で建造し、映像の細部に映る船のパーツひとつひとつにもリアリティを追求した。
「ブラックパンサー」の続編で、亡くなった主演のチャドウィック・ボーズマンさんの代役を立てずに製作された。偉大な国王ティ・チャラ/ブラックパンサー(ボーズマンさん)を失った悲しみを乗り越え、新たな一歩を踏み出そうとするワカンダ王国に、海の帝国タロカンの脅威が迫る。タロカンでのシーンは、可能な限り水中で撮影する方法が模索され、アトランタに4つの巨大タンクを制作。俳優たちは水中に長時間潜り、カメラを顔に向けながら演じきった。
海を愛し、海の不思議な力に導かれた少女モアナが、島の危機を救うために、父親の反対を押し切り、冒険が禁じられた大海原へと旅立つ。監督を務めるのは、「リトル・マーメイド」のロン・クレメンツ&ジョン・マスカー。海そのものが豊かな感情を持ち、さまざまに形を変えながら、意思を伝える重要な“キャラクター”として描かれ、モアナの危機を何度も救う。
北イタリアの美しい港町を舞台に、海に暮らす「シー・モンスター」と呼ばれる種族の少年ルカが、ある夏の日、憧れであり“禁断の地”でもある人間の世界に足を踏み入れる姿を描いた冒険ファンタジー。地上の人間たちが恐れるシー・モンスターだが、実は彼らもまた、得体の知れない存在である人間たちを恐れていた。果たして、種族を超えた友情は築かれるのか? 身体が乾くと人間の姿になるシー・モンスターのユニークな性質も見どころだ。
ウォルト・ディズニー生誕100周年を記念して製作された長編アニメーション。亡き祖父の意志を継ぎ、失われた伝説の帝国“アトランティス”の研究を続ける地図製作者で言語学者のマイロは、仲間たちと全長300メートルの巨大潜水艦で、深遠な海底の世界へ。しかし、巨大な陰謀の存在に気づき、彼らの冒険の目的は「アトランティスを探すこと」から「守ること」に変わっていく。手に汗握る海洋アドベンチャーに仕上がっている。
海賊船“ブラックパール号”の船長ジャック・スパロウを中心に、カリブ海の海賊たちの戦いと冒険が展開されるアクションアドベンチャー。全5作が製作され、全世界累計興行収入が45億ドルを超える大ヒットを記録している。心踊るテーマ曲を聞くと、戦乱の大海原を思い浮かべる映画ファンも多いのでは? 主演を務めたジョニー・デップは、企画が進行中だというシリーズ最新作で復帰の可能性も噂されている。
ブッカー賞を受賞した世界的ベストセラー小説を、「ハルク」「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー監督が映画化。乗っていた貨物船が遭難し、体重200キロを超すベンガルトラとともに救命ボートで漂流することになった少年のたどる運命を、壮大なスケールで紡ぐ。舞台となる幻想的な海の映像美は、“海のスペシャリスト”キャメロン監督が「驚きにあふれていて、そして実に美しい。これ以上の作品はない」と絶賛するほどだ。
ネモ船長によって極秘に製造された潜水艦ノーチラス号の海洋アドベンチャー。ジュール・ベルヌによる古典冒険小説を、ディズニーが1954年に実写映画化した(公開時のタイトルは、「海底二万哩」)。これまで、マックG、デビッド・フィンチャー、ジェームズ・マンゴールドといった有名監督がリメイク企画を開発してきたが、実現には至らず。一方、前日譚を描く全10話の実写ドラマ製作に、ディズニープラスがゴーサインを出したと報じられている。
ナショナルジオグラフィックによる迫力の海洋ドキュメンタリー。2017年、南アフリカ沖で、シャチがホホジロザメを獲物にし始める現象が発生した。再びその兆候が見出されたため、ニュージーランドの研究者たちが解明に乗り出すことに。ニュージーランドの南沿岸に生息する数種類のサメと一緒に潜った彼らが目の当たりにした衝撃の事実とは? 海中で繰り広げられる“海のハンター”同士の壮絶な争いを決着させようとする奮闘が描かれる。
フォトギャラリー
PR
©2024 Disney and its related entities
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。