【MCU計11作品!】アベンジャーズの“裏エース”ニック・フューリーの活躍と功績を振り返る
2023年6月5日 10:00
マーベル・スタジオのドラマシリーズで、サミュエル・L・ジャクソン演じる“アベンジャーズの創設者”ニック・フューリーを主人公に迎える「シークレット・インベージョン」が、ディズニープラスで、6月21日から日米独占配信される。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の第1作「アイアンマン」(2008)をはじめ、アイアンマンやキャプテン・アメリカらとほぼ同数の映画11作品に登場している“裏エース”的な存在でありながら、いまも謎が多いフューリーの活躍と功績を振り返る。
まず「アイアンマン」(08)では、国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.」長官フューリーが、トニー・スタークことアイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)の元に現れ、ヒーローチーム結成の話を持ちかけた。まさにアベンジャーズの物語が幕を開ける瞬間だ。続編にあたる「アイアンマン2」(10)では、トニーがヒーローに相応しいかを見定めるためにブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)と引き合わせ、監視。着々と結成の準備を進める。
神々の王の息子ソー(クリス・ヘムズワース)が活躍する「マイティ・ソー」(11)では、裏でサノス襲来のきっかけとなる“インフィニティ・ストーン”の研究もいち早く推し進め、先見の明を垣間見せる。
「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」(11)では、冷凍睡眠から現代に目覚めたスティーブ・ロジャースことキャプテン・アメリカ(クリス・エバンス)を保護し、人材を確保した。
そして満を持して、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ハルク(マーク・ラファロ)、ホークアイ(ジェレミー・レナー)らを招集し、始動した「アベンジャーズ」(12)。フューリーは、地球へ襲来したソーの弟ロキ(トム・ヒドルストン)を撃退することに成功し、彼の長年の計画が実を結ぶ結果となった。
その後も、「S.H.I.E.L.D.」の上部組織である「世界安全保障委員会」の批判から、ヒーローをかばいつつ、「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」(14)では、組織の裏で暗躍する秘密結社「ヒドラ」の悪行を暴き、キャプテン・アメリカ、ファルコンらの戦いを支援した。
現在までに4作品が製作されている「アベンジャーズ」シリーズでも、“創設者”としてさまざまな功績を残しているのは、言うまでもない。「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」(15)では、強敵の人工知能ウルトロンに苦戦するアベンジャーズを激励し、各方面からサポート。
「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」(18)では、サノス(ジョシュ・ブローリン)の“指パッチン”で自身が消失してしまったが、その直前にキャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)に救援信号を送信した。このファインプレーが奏功し、「アベンジャーズ エンドゲーム」(19)での彼女の大活躍へとバトンをつなげる結果となった。
アベンジャーズ結成前の物語「キャプテン・マーベル」(19)では、後のキャプテン・マーベルであるキャロル・ダンヴァースと出会い、彼女がヒーローになる姿を見届け、“ヒーロー計画”の必要性を思い立つ。サノスとの決戦後を描く「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」(19)でも、若きヒーロー見習い、ピーター・パーカーことスパイダーマン(トム・ホランド)を手厳しく教育する。時代が移り変わっても、世界を守るため、妥協は一切許さないのだ。
「フューリーは、アベンジャーズのメンバーたちの能力と比較して、自分の限界を知っている。自分の存在価値がわかっているんだ」。そう語るジャクソンの言葉通り、フューリーはスーパーパワーを持たずとも、ヒーローを求め、結集し、団結させ、管理するという、裏エース的な活躍で世界を守ってきたのだ。
そんなフューリーが、満を持して初めて主人公を務める「シークレット・インベージョン」は、MCUの壮大な歴史の裏で長年立ち向かってきたという、地球外からの“インベージョン(侵略)”の阻止に挑むサスペンススリラー。誰が敵で、誰が味方なのか? 「キャプテン・マーベル」にも登場した、あらゆる人物に擬態する能力を持つスクラル人の一派による地球への極秘侵略計画の存在を知ったフューリーは、人類を救うため侵略阻止に挑む。
「シークレット・インベージョン」では、トーマス・ベズーチャ(「すべてが変わった日」)が監督、カイル・ブラッドストリート(「ミスター・ロボット」)が脚本を担う。ディズニープラスで、6月21日から日米独占配信。
フォトギャラリー
PR
©2024 Disney and its related entities
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
関連コンテンツをチェック
シネマ映画.comで今すぐ見る
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。