【本日配信】「インディ・ジョーンズ」シリーズ4作品&追い求めた“秘宝”まとめ
2023年5月31日 09:00
「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカスが原案と総指揮、「ジョーズ」「未知との遭遇」のスティーブン・スピルバーグが監督を担い、ハリソン・フォードが主演を務めるアドベンチャー「インディ・ジョーンズ」シリーズ4作品が、5月31日からディズニープラスのコンテンツブランド「スター」で、配信される。
この記事では、考古学者にして、冒険家の主人公インディ・ジョーンズが、世界中を飛び回りながら、さまざまな危険や謎に立ち向かい、冒険を繰り広げていく本シリーズを、彼が追い求める“秘宝”の正体とともにご紹介。過去作を改めて振り返ると、シリーズ最新作にして、フォードのインディ卒業作となる「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」(6月30日公開)がさらに楽しめるはずだ。
第2次世界大戦前夜の1936年。旧約聖書に記されている十戒が刻まれた石板がおさめられ、神秘の力を宿しているという契約の箱(=聖櫃)をめぐって、その威力を手に入れようとするナチスドイツが、インディと争奪戦を繰り広げる。
長きにわたり、その行方を知る者がいなかった契約の箱(=聖櫃)は、エジプトのタニスにある“魂の井戸”と呼ばれる地下の建造物に眠っていた。黄金に輝くその箱のふたの部分には、神の声が、天使の間からモーゼに語りかけた様子を表す装飾が施されている。第一発見者は、インディの相棒である発掘屋サラー(ジョン・リス=デイビス)だったが、宿敵ベロック(ポール・フリーマン)に奪われる。彼はナチス将校らとともに、“聖櫃の儀式”を執り行うが、箱のなかから無数の精霊が解き放たれ、その場にいた者は全て凄惨な最期を遂げることに。インディと元恋人のマリオン(カレン・アレン)も儀式に参加していたが、目を閉じていたため、難を逃れた。
上海のナイトクラブで、マフィアとトラブルになったインディは、クラブの歌姫ウィリー(ケイト・キャプショー)と、現地の少年で助手を務めるショーティ(キー・ホイ・クァン)を連れて逃亡するが、飛行機が墜落する。
インドの山奥に不時着したインディたちは、さびれた村にたどり着き、長老から村の秘宝であるサンカラ・ストーンが奪われ、子どもたちも邪教集団にさらわれたと聞かされる。さらに「神が空から村の救世主をつかわせる」という伝説を信じており、飛行機から脱出したインディこそが救世主だと、協力を要請する。伝説によれば、5つのストーンが存在し、シバの教えに従った人々に肥沃をもたらすとされている。全てのストーンを集め、全世界を支配しようと企む邪教集団は、狭い坑道に入れる子どもたちに採掘作業をさせていた。石の表面には、宇宙の3つの層を表す白い線が書かれており、石同士を近づけると、内部のダイヤモンドが同時に輝く。
インディは、とある富豪から、キリストの血を受けた聖杯の捜索を依頼される。難色を示すインディだったが、捜索中に行方不明になった前任者が、父親のヘンリー(ショーン・コネリー)だと知り、依頼を引き受ける。
キリストが最後の晩餐に用いたともいわれる聖杯は、十字軍や円卓の騎士たちによる懸命の捜索もむなしく、長年幻となっていた秘宝。その聖杯に注いだ液体を飲んだ者には、永遠の命が与えられるとされ、作中ではナチスが血眼で捜索を続けていた。実は、インディに捜索を依頼した富豪のドノバン(ジュリアン・グローバー)、彼がインディの助手として捜索に同行させたシュナイダー(アリソン・ドゥーディ)も、ナチスの内通者だった。やがてジョーンズ親子の活躍で、聖杯のありかが判明。そこには700年もの間、聖杯を守り続けた老騎士の姿があり、無数に並ぶ模倣品のなかから、本物の聖杯を見定めるよう、インディたちに選択を迫るのだった。
前作から19年ぶりとなるシリーズ第4作は、ソ連が台頭した1957年の世界を舞台に、南米アマゾンの山奥に眠る秘宝クリスタル・スカルをめぐる冒険を描いた。マリオンとの間に生まれた息子マット(シャイア・ラブーフ)が登場した。
クリスタル・スカルは、神秘的なパワーが宿る秘宝で、その行方をソ連軍の大佐であり、KGBの女スパイとして暗躍するイリーナ・スパルコ(ケイト・ブランシェット)が執拗に追い求めていた。アマゾンの失われた都市アケトーに13個存在しているとされ、それを手に入れると超常的なパワーを宿すことができると信じていたのだ。太古の宇宙人を題材にしたSF要素の強い設定に、公開時にはファンの間でさまざまな議論を呼んだ。ちなみに本作の冒頭、インディが囚われた政府の機密物保管倉庫は、「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」のエンディングで、人知れず聖櫃が保管された場所。インディが逃げ出す際に、箱が壊れて聖櫃の一部が姿を見せるので、お見逃しなく。
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