【今年はディズニー100周年!】アニメ作品と歩んだ100年間を「白雪姫」「塔の上のラプンツェル」など名作で振り返る
2023年5月3日 11:00

2023年10月16日に創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニー。ウォルト・ディズニーと兄ロイによって、1923年に設立されたディズニーの歴史は、アニメーション作品と歩んだ100年間といっても過言ではありません。ディズニーにとって“アニメ”は原点にして、まさに真髄。そこで、ディズニープラスで配信中のアニメ作品や、それらにまつわるドキュメンタリーで、その歴史を振り返ります。今年のゴールデンウィークは、歴史に名を刻む名作たちで、ディズニー100周年をお祝いしてみては?

サウンドトラック方式を利用した世界初となる映像と音がシンクロしたトーキーアニメで、ミッキーマウスとミニーマウスがスクリーンデビューを飾った作品。初公開日である11月18日は、ミッキーとミニーの誕生日となっています。船員のミッキーは、口笛を吹きながら、上機嫌で船を操縦したり、ガールフレンドのミニーマウスを船に乗せ、動物を楽器代わりにして「オクラホマミキサー」を演奏したりとやりたい放題です。

怒った船長のピートは、罰として、ミッキーにイモの皮むきを命じます。その様子を見ていたオウムに笑われ、腹を立てたミッキーは、オウムにジャガイモを投げつけ突き落とすと、満足そうに笑うのでした。いたずらな笑みを浮かべる姿など、現在とは少し違うミッキーの表情も見どころのひとつ。キャラクターの動きがコミカルかつ躍動感あふれた作品で、監督を務めたウォルト・ディズニー自身が、登場人物の声を全て演じました。

イギリスの童話「ちいさなあかいめんどり」を原作にした短編アニメで、ミッキーに勝るとも劣らない人気者・ドナルドダックが初出演した作品。めんどりは、トウモロコシの種まきを手伝ってもらおうと、友だちのピーター・ピッグとドナルドダックの家を訪ねますが、ふたりは「お腹が痛い」とその頼みを断ります。
その後、トウモロコシを収穫することになり、めんどりは再び手伝いをお願いしますが、ピーターとドナルドは、またしても腹痛を理由に拒否。彼らの仮病を見抜いためんどりが、今度は「トウモロコシを食べるのを手伝って」と頼むと、態度を急変させ、大喜びで料理を食べますが、そのなかには腹痛薬が! ピーターとドナルドは、互いのお尻を蹴飛ばしあいながら、自分たちの愚かな振る舞いを反省するのでした。

ウォルト・ディズニー製作による記念すべき長編映画第1作である、世界初の長編アニメ。お城で暮らす美しい白雪姫は、意地悪な継母の女王にこき使われていました。ある日、女王は「世界で一番美しいのは誰?」と魔法の鏡に問いかけますが、その答えが「白雪姫」だったため、怒りのあまり、手下の狩人に白雪姫を殺すよう命じます。哀れに思った狩人は白雪姫を逃し、森の奥へと迷い込んだ白雪姫は、7人のこびとが暮らす家にたどり着きます。彼らと一緒に楽しく過ごす白雪姫でしたが、魔法で老婆に化けた女王に騙され、毒リンゴを口にして永遠の眠りについてしまいます。

ウォルト・ディズニーは製作過程で、それまでのコミカルな作風とは違い、キャラクターをより本物らしく見せる写実的な画法を模索していました。そこで、実際にモデルを雇い、動きを撮影して細かく分析することで、リアルなアニメを作り上げたのです。フランク・チャーチル作曲の「ハイ・ホー」「いつか王子様が」といった物語を彩る名曲の数々にも注目です。

スコットランドの作家ジェームス・マシュー・バリーによって生み出された児童ファンタジーを原作にした「ピーター・パン」は、2023年で公開70周年を迎えます。幼い頃から慣れ親しんだ家を離れることに不安を抱く少女ウェンディが、大人になることを拒む少年ピーター・パンと出会い、弟たちや小さな妖精ティンカー・ベルと一緒に、不思議な世界ネバーランドへと旅立ちます。そこでウェンディは、邪悪な海賊のフック船長に出会い、彼女の人生を永遠に変えるスリリングで危険な冒険に飛び込むのです。

そんな名作アニメを実写映画化し、新たな冒険を描いた「ピーター・パン&ウェンディ」も、ディズニープラスで配信中。映画初主演を務めるアレクサンダー・モロニーが、ピーター・パンを演じ、フック船長役には「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」のジュード・ロウが起用されています。また、ミラ・ジョボビッチとポール・W・S・アンダーソン監督の娘で、ウェンディ役で映画初主演を果たすエバー・アンダーソン、ピーター・パンの親友ティンカー・ベル役のヤラ・シャヒディ、先住民の戦士タイガー・リリー役のアリッサ・ワパナタックが共演しています。

記念すべきディズニー長編アニメ第50作であり、初めてフル3DCGで制作されたディズニープリンセス作品です。舞台は森の奥深く、人目を避けるようにしてたたずむ高い塔。そこには、金色に輝く“魔法”の髪を持つ少女ラプンツェルが暮らしていました。18年間、一度も塔の外に出たことがないラプンツェルは、毎年自分の誕生日になると夜空を舞うたくさんの灯りに特別な思いを抱き、今年こそは塔を出て、灯りの本当の意味を知りたいと願っていました。突然塔に現れた大泥棒フリンとともに、新しい世界への一歩を踏み出し、初めての自由、冒険、恋を経験するラプンツェル。ついに、彼女自身の秘められた真実が解き明かされます。

新しい世界へ踏み出す勇気の素晴らしさを描いた、美しく感動に満ちた物語。「アラジン」「美女と野獣」など数々のディズニー作品で名曲を生み出してきたアラン・メンケンが音楽を担当し、「自由への扉」「誰にでも夢はある」「輝く未来」といった印象的な楽曲が披露されています。

ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのアーティストが、人気キャラクターの描き方を説明しながら、ディズニーに入社して、活躍するまでの道のりを語るドキュメンタリー(全6話)。「アナと雪の女王」のオラフの描き方を教えてくれるのは、「ベイマックス」「シュガー・ラッシュ」にも携わってきたアニメーターのヒュン・ミン・リーだ。また、アニー賞のキャラクター・アニメーション賞を3度受賞した伝説のアニメーターであるエリック・ゴールドバーグが、「アラジン」の人気者ジーニーの描き方を伝授。さらに「ライオン・キング」のシンバや、「ミラベルと魔法だらけの家」のミラベルなど、キャラクターに命が吹き込まれる瞬間を見ることができます。

ウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOであるボブ・アイガーの視点から、さまざまな分野でディズニーを支えるプロフェッショナルたちを紹介するドキュメンタリー。創始者であるウォルト・ディズニーの遺志を引き継ぎながら、日々変化する世界のなかで、常に新しい挑戦を続けるディズニーと、その不朽の魔法を舞台裏で支える人々。彼らはディズニーならではの創造性、革新性、卓越性を維持するため、責任を引き受け、身を捧げています。

伝説的なアニメーター、次世代のイマジニア(イマジンとエンジニアを掛け合わせたクリエイターの呼称)をリードする女性、「グッド・モーニング・アメリカ」の司会者、ピクサーのキャラクターの立体制作担当など、類まれな才能を発揮する10人にスポットを当て、魅力的で感動的なパーソナルストーリーをたどります。

喜びと純真のシンボルとして知られる“世界で最も愛されるアイコン”ミッキーマウスは、いかにして人気者になったのか――その存在の重要性や芸術性などを、文化的観点から解説するドキュメンタリー。ウォルト・ディズニーのキャリア初期、不遇の時代に創案されたミッキーマウスは、当初の期待値は、そこまで高くなかったと言われています。しかし、先ほど紹介した「蒸気船ウィリー」が公開されると、一夜にしてセンセーションを巻き起こし、ウォルト・ディズニーの輝かしいキャリアと、アメリカ社会の劇的な変化で、次第に大きな存在感を示すようになるのです。

人々の光、希望、魔法、夢となり、レガシーとして生き続けるミッキーマウスの歴史を楽しめる本作では、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが手がけた最新の手書き短編アニメ「Mickey in a Minute」も公開され、アニメーターのレジェンドであるエリック・ゴールドバーグ、マーク・ヘン、ランディ・ヘイコックの製作時の様子もおさめられています。
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