「ゆとりですがなにか」まさかの映画化! 岡田将生×松坂桃李×柳楽優弥、再結集
2023年4月24日 05:00
2016年4月期に日本テレビ系で放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」の映画化が発表され、「ゆとりですがなにか インターナショナル」のタイトルで、10月13日から全国で公開されることが明らかになった。7年の時を経て、圧倒的な経験の積んだ岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥が再結集し、脚本の宮藤官九郎、水田伸生監督と本格コメディを構築する。
「ゆとりですがなにか」は、「野心がない」「競争意識がない」「協調性がない」と揶揄される「ゆとり世代」と社会に括られたアラサー男子3人が、仕事や家族、恋愛、友情に迷い、あがきながら懸命に立ち向かう姿を描いた。放送当時、若年層の男女から熱烈な支持を集め、数々の賞を獲得。連ドラ終了後、ファンからはドラマを惜しむ声が多く寄せられたことから、17年にスペシャルドラマ「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」が2週連続で放送されたほか、スピンオフドラマ「山岸ですがなにか」がHuluで配信された。
映画でも“ゆとり3人組”は健在だが、3人とも近年の活躍は目覚ましいものがある。時代の波にイマイチ乗り切れていない坂間正和役の岡田は、第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」で物語を大きく動かすキーパーソンを演じ、国内外からの高い評価を獲得した。
優しく真面目だが未だ女性経験ゼロの小学校教師・山路一豊に扮する松坂は、「孤狼の血」シリーズや「流浪の月」で圧倒的な芝居を体現してみせ、今後も公開待機作を多く抱えている。さらに元客引きで、11浪目で悲願の大学合格を果たすが、中国での事業が失敗してフリーナーに出戻る破天荒な道上まりぶに扮する柳楽は、映画だけでなくディズニープラスのドラマ「ガンニバル」など話題作に主演し、芸達者ぶりに拍車をかけている。
日本を代表する俳優となった3人と共闘する水田監督と脚本の工藤は、「舞妓 Haaaan!!!」(07/興収20.8億円)、「謝罪の王様」(13/興収21.8億円)以来、映画では10年ぶり3度目のタッグとなる。
なお、現時点でストーリーは明らかにされていないが、下記キャスト、スタッフのコメントの中にヒントが隠されている。また、撮影は昨年10~11月に終えている。
ドラマ、スペシャルドラマを経て映画の話は本当に嬉しかったです。
ひとえに、ゆとりですがなにかを沢山の方々が好きでいてくださったおかげだと思います。感謝します。
まだ公開もされていないのに早く続編やらないかなんて現場で話してた時間もありました。
物語の中に日常で起こり得る問題を潜ませ、提示していくさまは多くの方々の共感を得ると思われますし、何より宮藤さんの本は面白すぎるというか、本を読んで久々に声に出して笑いましたし、今回も素敵なセリフが数多くありどう言うか悩む程でした。自分の中でもとても大切な作品、大切なチームだったのでご褒美みたいな気持ちで撮影に臨ませていただきました。
宮藤さんの本は役者の皆さんを刺激してくれるし、どの役にも愛情を感じます。
撮影現場では友人と会っている感覚に陥ってしまうほどアットホームな現場で常にみんなで正解を探していくセッションは心地よく、この現場ならではと思いました。
桃李さん、柳楽のゆうちゃんは友人でもありライバルでもあり、この2人とはいつまでも肩を並べてお仕事をしていたいと思っています。長々となってしまいましたが、一言で表すと嬉しい。それに尽きます。久しぶりの作品で役をまたすぐ取り戻せるか不安もありましたが、一言セリフを言うだけで一瞬でゆとりの世界観に戻れました。楽しみに待っていてください!
率直に帰ってきたな、という感じです。久しぶりにあのメンバーに会うと、一瞬で、あの時間が戻ってきた感覚になりました。映画になると聞いた時は、「この作品を映画化って正直どうなんだ!?」と思いましたが、宮藤さんの脚本の上で、わちゃわちゃする感じがとても心地良かったです。映画として更にスケールアップしていて、さすが宮藤さんだなと思いました。
岡田、柳楽とはプライベートで交流があったので、久々感はあまり無く、すぐに「まーちん」「まりぶ」「山路」に戻れました。そして、久しぶりの撮影現場はやっぱりみんな和やかに笑っていました!
こんなに平和な現場あるんだと思うくらい和やかでした。水田監督とはドラマ以来でしたが、またこうして水田監督の元で山路として居られる事が素直に嬉しく、そして楽しかったです。
「“ゆとりですがなにか”が映画!? は!?」みたいな反応がほとんどだと思いますし、この作品をそもそも知らなかったという方もいらっしゃると思います。これを機にゆとり世代が奮闘する軽妙な物語を皆さんにお届けできたら良いなと思います。お楽しみに!
何より久しぶりにキャスト、スタッフと再会できてとても嬉しかったです。
ドラマ版も宮藤さんの脚本は読み進める中で素で笑ってしまうようなセリフやシチュエーションがたくさんあったのですが、今回の劇場版にもそういう要素が沢山詰め込まれています。
作品を通して深まった絆を持っているキャストと良い緊張感の中作品に向き合うことができました。 劇場版ゆとりですがなにか、お楽しみに!
確か『いだてん』の現場だったと思うのですが、桃李くんから「ゆとりで『ハングオーバー!』みたいなの、やれませんか?」と提案されました。それが3人の総意だったのか、記憶は定かではないのですが、世代論が通用しない海外で走ったり飲んだり吐いたりするまーちん、山路、まりぶ君の姿が目に浮かんで、水田監督に相談して『ゆとりインターナショナル』という仮題を付けました。
しかし、コロナ禍になり海外ロケは当分ムリ。だけど、見渡せば東京もじゅうぶん多国籍、多言語だし、ネットで世界と繋がっているし、ムリして風呂敷を広げずとも、生活圏の中でインターナショナル感が出せたら、そっちの方がドラマの世界観を踏襲できるのではないかと思い直し、八王子~高円寺間で起こる国際問題を描きました。なので、思いつきではなく、実は4年越しの映画化なのです。
ハングオーバー要素も少ぉし残ってます。楽しみです。これがヒットしたら(しなくても)、また連ドラやりたいですね。ゆとり世代の40代、50代、60代、老後と、僕が死んだ後も『ゆとり』は続けて欲しい。それくらい大好きです。
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