悩み多き新生活、背中を押してくれる映画7選 「ズートピア」「オデッセイ」「クルエラ」などをご紹介!
2023年4月5日 16:00
新年度のスタートを機に、進学や進級、就職、転職など、新たな環境での生活を始めた人も多いはず。心機一転で気持ちを引き締めている人もいれば、慣れ親しんだ場所を離れて、少し心細い思いをしている人もいるのでは? そこで、何かと悩みも多い新生活を送る皆さんの背中を押してくれるディズニープラス配信作品7本をご紹介。お気に入りの映画と出合って、“始まりの季節”を輝かせるヒントを見つけてみてください。
舞台は、動物たちが高度な文明社会を築いた世界「ズートピア」。農場でニンジン作りに従事するのが、ウサギの務め。そんな慣習を打ち破り、「立派な警察官になって世界をより良くする」ことを夢見るウサギのジュディは努力を実らせ、警察学校をトップの成績で卒業する。史上初のウサギの警察官として、希望に胸を膨らませて大都会にやって来るが、スイギュウの署長ボゴは、そんなジュディの能力を認めてくれない……。
自分を信じ、さまざまな逆境を乗り越えるジュディの勇気はもちろん、キツネの詐欺師ニックとの出会いを通して、少しだけ視点を変えるだけで、世界がガラッと変わって見えることを教えてくれる。性別、年齢、学歴、出身地、見た目。そんな違いから生まれる偏見もしっかり描き、多種多様な人々が暮らすこの世界で、“自分らしさ”を見つけるヒントが隠されている。「何でも挑戦してみる!」という力強いメッセージが込められた主題歌「トライ・エヴリシング」も、元気の源になるはず。
舞台は、有色人種への差別意識が色濃く存在していた1960年代初頭。米国人として初めて地球周回軌道を飛行した宇宙飛行士ジョン・グレンの功績を影で支えた、天才的な数学の才能を持つキャサリン・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)をはじめ、ドロシー・ボーン(オクタビア・スペンサー)、メアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)というNASAの3人の黒人系女性スタッフが困難に立ち向かっていく姿を、パワフルかつポジティブに描き出す。
彼女たちが関わるのは、ロケットの打ち上げに必要不可欠な計算。しかし、黒人女性だという理由だけで、理不尽な境遇に立たされる。時代や社会が変わっても、夢を持ち続けることは、ときに難しいもの。それでも逆境をバネに夢を追いかけた分、自分の想像を超えた“飛躍”を遂げることが可能なのだと勇気を与えてくれるのが、本作の大きな魅力だ。3人の女性たちの姿に、「夢を諦めない」、それこそが偉大な才能なのだと気付かされるはず。
ベストセラー小説をもとに、有人探査の最中、嵐に巻き込まれ、火星にひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバルを映画化。「水:0」「酸素:0.13%」「通信手段:0」「食料:31日分」「次の救助まで:1400日」「地球までの距離:2億2530万キロメートル」という生存不可能な極限状態に置かれた主人公のマーク・ワトニー(マット・デイモン)が、持ち前の専門知識と行動力でピンチを切り抜ける姿が、壮大なスケールで描かれる。
なぜマークは絶望的なシチュエーションにも、人間性を失わずにいられたのか? その理由は彼が常に想像力をフル回転させ、ユーモアを忘れずにいたからこそ。火星にジャガイモ畑を作ってしまうバイタリティも大きな武器だ。新生活は、思わぬ危機の連続。そんなとき、マークの姿を思い出し、まずは深呼吸して気持ちを落ち着かせてみよう。彼の奮闘がやがて、地球上の人々を動かしていく展開も胸アツ。あなたの努力は、きっと誰かが見ています!
ディズニーアニメ「101匹わんちゃん」の悪役クルエラの誕生秘話を、エマ・ストーン主演で実写映画化。パンクムーブメント吹き荒れる70年代のロンドンで、デザイナーを目指して切磋琢磨していた、夢と希望にあふれた少女は、いかにして悪名高きヴィランに変ぼうしたのか。そこには、カリスマ的ファッションデザイナーのバロネス(エマ・トンプソン)との出会い、情熱と野心、才能と信念をめぐる運命の反転があった。
どんな不遇や悲劇、絶望を前にしても、クルエラは自分自身を信じ、努力することを怠らない。伝統を重んじ、モード界に君臨するバネロスに対抗すべく、クルエラは“個性”を最大限に爆発させ、自分の生きる道を切り開いていく。「自分らしさを誇りに生きる」。八方塞がりの状況でこそ、そんなポジティブなメッセージが自分を鼓舞してくれるが、次第に狂気を帯びる彼女の言動には、怖さと同時に切なさや悲しみも。深く刻まれた教訓は見逃せない。
主人公は19歳で天才作家として華々しくデビューしたものの、その後10年間にわたりスランプに陥っているカルヴィン(ポール・ダノ)。ある日、夢で見た理想の女の子ルビー・スパークス(ゾーイ・カザン)を主人公に小説を書き始めると、なんと目の前にルビーが現れ、カルヴィンと一緒に生活を始める。ルビーが“想像の産物”であることを隠そうと、カルヴィンは周囲と距離を置くが、それに寂しさを覚えるルビーは、新たな交友関係を広げることに。その結果、次第にふたりの関係はギクシャクしてしまい……。
恋の始まりを予感させる春、もし自分の理想のタイプに出会ったら? よくあるシチュエーションだが、本作ではカルヴィンが小説を“加筆”することで、ルビーの言動をコントロールし、いつまでも自分好みの相手に留めようとする姿が若干ホラー。恋は盲目と言うけれど、それは少々やりすぎかも。ちなみに、作中のカップルを演じるダノとカザンは、本作の製作以前から長年交際している関係だ。
ディズニーの人気キャラクター「くまのプーさん」を、初めて実写映画化。大人になったクリストファー・ロビン(ユアン・マクレガー)が、プーと奇跡的な再会を果たしたことをきっかけに、忘れてしまっていた大切なものを思い出していく姿が描かれた。「100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない」。子どもの頃に交わした約束も、大人になり仕事で多忙な日々を送るロビンにとっては、遠い思い出。いまや、愛しているはずの家族との約束さえも守れない……。
一方、親友のプーや“100エーカーの森”の仲間たちは、あの頃のまま。最初は戸惑いながらも、再会を通して、本当に大切なものに気付き始めるロビンの姿には、きっと誰もが共感できるはず。ときには童心に帰って、大好きだった物事をあれこれ思い出してみるのもいいのかも。「何にもしないって、最高の何かにつながることなんだ」。そんなプーの言葉も、コスパやタイパばかり意識してしまう時代に、じんわりしみます。
「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして反乱軍の手にもたらされたのか? そこには一匹狼のヒロイン、ジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)をはじめ、設計図奪取のミッションに挑んだチーム、その名も「ローグ・ワン」の存在があった。「スター・ウォーズ」シリーズのなかでも傑作と名高い本作は、チームプレイの大切さを教えてくれる作品でもある。
職場や学校など、新たな環境に身を置くと、ついつい気負ってしまい、力量不足なのに何でも自分ひとりで抱え込んでしまいがち。そんなときは遠慮せず、誰かにサポートを求めるべし。反乱軍の情報将校キャシアン・アンドー(ディエゴ・ルナ)や、武術の達人&巨大ブラスターの使い手の名コンビ、凄腕パイロットに、一言多い警備ドロイドなど、メンバーは皆“クセあり”だが、共通の目的があれば、それぞれの強みを発揮し、助け合えるのだ。
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内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。