ワーナー・アニメーションのトップに元ドリームワークス重役
2023年2月22日 11:00
ワーナー・ブラザース傘下のワーナー ・アニメーション・グループのトップとして、かつてドリームワークス・アニメーションのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めたビル・ダマスキが招聘されていると、米ハリウッド・レポーターが報じた。
ワーナー ・アニメーション・グループは、2014年公開の第1弾「LEGO(R) ムービー」で最高のスタートを切った。その後、複数の続編を製作したが、「レゴ ニンジャゴー ザ・ムービー」(17)が批評・興行でふるわず、本作をもってレゴとの契約が終了した。
その後、「LEGO(R) ムービー」の製作総指揮を務めたアリソン・アベイトがワーナー ・アニメーション・グループのトップを務めてきたが、「トムとジェリー」「スペース・プレイヤーズ」「DC がんばれ!スーパーペット」など、興行成績は芳しくなかった。そして22年、ディスカバリーによる親会社ワーナーメディアの買収完了で、アベイトは解任。その後、同ポジションは空席だった。
ダマスキは、1995年にドリームワークス・アニメーション立ち上げ時に製作アシスタントとして参加し、その後「マダガスカル」「カンフーパンダ」「ヒックとドラゴン」などの製作を経て昇格、11年にチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任した。15年に辞任し、17年にスカイダンス・メディアが新たに立ちあげたスカイダンス・アニメーションのトップを務めたのち、ブロードウェイ劇の製作に着手。「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」「ザ・プロム」などの大ヒット劇を手がけ、「ザ・プロム」はライアン・マーフィー監督がNetflix向けに映画化している。