DC がんばれ!スーパーペット
劇場公開日:2022年8月26日
解説
スーパーパワーを得たペットたちが繰り広げる大冒険を描いた長編アニメーション。
ある日、宇宙の果てからオレンジ色に光る謎の物体が落ちてきて、留守番中のペットたちにスーパーパワーが宿る。スーパーマンの愛犬で空を飛べるクリプトと相棒のエース、体の大きさを自在に変えられるブタのPB、超高速で移動するカメのマートン、手から電撃を放つリスのチップという少しドジな5匹のスーパーペットたちは、全く使いこなせない能力を武器にチームを結成。世界征服を企む最強の子猫ウィスカーズとモルモット軍団に立ち向かう。
「レゴバットマン ザ・ムービー」の脚本を手がけたジャレッド・スターンが監督。ドウェイン・ジョンソン、ケビン・ハート、キアヌ・リーブスら豪華キャストが声優を務める。日本語吹き替え版のキャストは松岡茉優、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の松尾駿ら。
2022年製作/105分/G/アメリカ
原題:DC League of Super-Pets
配給:ワーナー・ブラザース映画
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本作は、見てみれば「面白い」となるのでしょうが、見るまでが難しそうな作品です。
ライバルのマーベルコミックのヒーローらが集結する「アベンジャーズ」は日本も含めて世界的に大ヒットしましたが、DCコミックスのヒーローらが集結した「ジャスティス・リーグ」は特に日本ではパッとしない印象です。
そこで、打倒マーベルコミックというわけで、新機軸を打ち出したのが本作だと思われます。
もしもスーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、アクアマン、フラッシュなどがペットを飼っていたら、という設定で、ペットたちを主人公にして描かれた作品となっています。
ペットたちの活動を描く作品と言えばイルミネーションによる「ペット」シリーズが既にありますが、本作の強みは、スーパーマンら「ジャスティス・リーグ」のメンバーらが飼っているペットなので、彼らの小ネタが満載となっていて、より面白くなっている強みがあるのです。
その一方で、スーパーマンら「ジャスティス・リーグ」のメンバーらを知らないと、小ネタが分からず、強みにならない面もあるのです。
ただ、その小ネタは、見ていれば何となく分かるでしょうし、「ペット」×「ジャスティス・リーグ」という発想を安易なものにせず、キチンと面白いアニメーション映画として完成させているところは評価に値します。
ワーナー・ブラザースとしては、アニメーション映画の分野でユニバーサル・ピクチャーズのイルミネーション、ディズニーのピクサーなどに遅れをとっているため、何とか巻き返しをはかりたいところでしょう。
少しでも興味のある人は見てみてください。決して損をするレベルの作品ではないと思います。
2023年1月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
78年版や『マン・オブ・スティール』でもお馴染み。故郷クリプトン星が滅びる寸前、地球に送られてきたカル=エルことスーパーマン。
実はこの時、一緒にやって来た愛犬がいた…!?
悪党と闘い、世界の平和を守るスーパーヒーローたち。
そんな彼らにだってペットはいる。
スーパーヒーローたちの“ペット”の活躍を描いたDCコミックのスピンオフ作品を基にしたアニメーション。
主役はスーパーマン…の愛犬のクリプト。
スーパーマンのペットなのだから勿論普通の犬ではない。だって出身はクリプトン星。
会話は出来ないが、人間の言葉を理解。
スーパーマン同様、超人パワーを持ち、空も飛べる。
文字通りのスーパードッグ!
スーパーマンの良き相棒だが、最近スーパーマンは恋人ロイスに夢中で不満気…。
そんなある日、巨大なオレンジ色のクリプトナイトが地球に接近。宿敵レックス・ルーサーの仕業。
スーパーマンとクリプト、ジャスティス・リーグの活躍で野望を阻止。
その機会を狙っていたアニマルがいた。
かつてルーサーのペットで、今はペットショップのカゴの中のモルモット、ルル。
オレンジ色のクリプトナイトは人体には影響無いが、動物には影響あり。
スーパーパワーを手に入れ、緑のクリプトナイトでスーパーマンから力を奪い、他のモルモットにも力を与え、ジャスティス・リーグを捕える。異星人とも闘う無敵のヒーローチームだけど、スーパーパワーを持ったモルモット軍団は予想外だった…!?
ルルの野望は世界征服と、捕まったルーサーの脱獄。
阻止しようとするクリプトだが、彼も力を失う。
脅威のモルモット軍団に立ち向かえるのは…?
いた。
オレンジのクリプトナイトでスーパーパワーを手に入れたペットショップのアニマルたち…!
登場するアニマルたちが最初からスーパーアニマルではない。
ひょんな事からスーパーアニマルに。
クリプトと組んで、スーパーペットヒーローチームに。
でも、動物付き合いが苦手なクリプト。一癖二癖あるペットショップの面々。
ジャスティス・リーグに変わって、世界の危機を救い、スーパーヴィランアニマルたちを倒せるのか…?
ユニークなペットショップの面々。
ボクサー犬のエース。シールド能力。
ブタのPB。巨大化能力。
カメのマートン。超高速。
リスのチップ。電気の力。
ところが、スーパーパワーを使いこなせない。初戦はモルモット軍団に惨敗。
クリプトとエースはちとソリが合わない。
自分に自身が無いPB。マイペースのマートン。おっちょこちょいのチップ。
そんな彼らが…、ツボを抑えた王道の展開。
訓練し、真に力に目覚め、友情を育み、チームワークを見せる。ちゃんとヒーロー映画になっている。
ペットたちの話でもある。クリプトとスーパーマンの絆、エースの悲しい過去などもそつなく。
ヒーロー映画×ペット・ストーリーで、気楽に楽しめる作品になっている。
モルモットだからと言って侮るなかれ。
ルルとモルモット軍団が超手強い。
次いでに見た目はキュートな全身武器の子猫ちゃんも。
動物たちがひと度牙を剥けば、人間なんて…。コメディだが、実は皮肉と厳しい自然界の姿を描いている…のかも。
動物たちに酷い事したり、裏切ったりしてはいけない。ルーサーの二の舞になるよ。
一応DCコミックのヒーローの一環なので、リンクネタやお楽しみも。
実写版では中止となったジャスティス・リーグ登場! まだ実写版では合流していないグリーン・ランタンも。
こういうの出来るのが、アニメーションの強み。
にしても『LEGOムービー』でもそうだが、アニメーションになるとバットマンは皮肉なお笑い担当になる。(ちなみに声担当はキアヌ・リーヴス!)
クリプトの声にドウェイン・ジョンソン。『ブラックアダム』の前にスーパードッグでDC参戦。EDにはちゃっかり予告登場。
『ジュマンジ』シリーズでも共演しているケヴィン・ハートとは声だけでもナイスやり取り。
日本語吹替では松岡茉優もさることながら、チョコプラ松尾が老婆カメ役なのがユニーク。
スーパーペットたちが魅せるヒーロー・アクション。
笑いあり、ハートフルあり、キュートさもあり。
DC作品の中でも素直に面白い。
『スーパーガール』はお蔵入りとなり、ヘンリー・カヴィルのスーパーマン復帰も無くなり、『ワンダーウーマン3』や『ブラックアダム2』も中止に。
ゴタゴタトラブル続きのDC。
このスーパーペットたちに喝を入れて貰わねば。
かかれ!スーパーペットたち!
2023年1月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
今年1本目がこの作品になるとは
思わなかったですが、ペット版ジャスティスリーグですね。
普通に楽しめました。若干年齢層高めでしょうか
それにしてもジャスティスリーグの方々はなんかマヌケ笑
まあペットが主役だから仕方ないか。
何はともあれ皆さん明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします
2022年9月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
てっきりペット的なほっこりドタバタコメディかと思いきや、出だしからまずシリアスめで大迫力でびっくり。
DCに馴染みがなくスーパーマンやバッドマン諸々の事は知らない子供たちなので、豪華メンバー勢揃いでファンサービス的な小ネタが連発されてるシーンには無反応でしたが
それでも強いヒーロー達がピンチで動物たちが助けるぞ!&コミュ障の成長!というストーリーは理解できてたのでよかった。
ただ、ここは笑いどころなんだろうなというところで元ネタが分からずに笑えないという状況が全国各地で多発してそう。
登場キャラがネコ以外どれも絶妙に刺さらないデザインなのも惜しい…
イルミネーション作品のひょうきんなデフォルメ感だとか、ピクサー作品のようなどこか憎めない愛らしさだとか、そういうのが無くてリアル寄りの造形なのが日本人ウケはあまり良くないかもしれませんね。海外でウケりゃいいんだからそこを意識して作るわけはないですが笑
映像はとにかく綺麗だし音もいいです。
展開は既視感ありありで、ここからこうなるんでしょ?あぁ〜やっぱり笑、というお約束をお約束として楽しめる人とそうでない人とで評価は分かれそう。
何の前情報も仕入れずに観に行ったからこの感想ですが、事前にスーパーマン達がもしペットを買ったらというスピンオフ的な世界観である…という事くらいは認識して観に行った方がよかったな。
DCファンの人ならおそらく噴き出したりして細かなところまで楽しめるんじゃないかと思います。