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【世界の映画館めぐり】ホウ・シャオシェン監督プロデュース おしゃれなミニシアターを擁する「台北之家」

2023年1月5日 09:00

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ホウ・シャオシェン監督プロデュースのミニシアターを擁する文化施設「台北之家」
ホウ・シャオシェン監督プロデュースのミニシアターを擁する文化施設「台北之家」

日本では2020年から猛威を振るった新型コロナウイルスの影響で、以前のように気軽に海外旅行には行けなくなってしまいましたが、今年は世界各国の入国制限が緩和されました。11月に開催された、台湾・台北金馬映画祭での伊丹十三監督回顧上映を取材した編集部スタッフMが、台北のミニシアター「台北之家」を訪問。台北の街の様子とともにレポートします。

■11月でも暑い! 活気あふれる台北の街歩き
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コロナ禍となり筆者にとって3年ぶりの海外、久々の日本とは違う街の匂い、景色に胸が熱くなりました。この頃の東京は秋も深まり、外を歩くには上着が必要な気候でしたが、台北は29度。松山空港から地下鉄を使って市内のホテルに向かうまでに、汗だくになるほどでした。日が落ちるまでデスクワークし、夜になってから台北の街を散策しました。

欧米などでは、ノーマスクの動きもでているようですが、台北は日本同様、道行く人はほぼマスク姿。ただ、コロナ禍以前から排ガスなどの影響を避けるため、マスクを着用してオートバイに乗っている人が多い印象だったので、マスク生活にあまり抵抗がないのかもしれません。ちなみに、2022年11月時点で台湾入国に各種証明書は不要でしたが、外国人は空港でキットを渡され、滞在中(MAX5日間)の抗原検査が義務付けられました。

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今回、交通アクセスの良い繁華街に滞在しました。デパートや飲食店は賑わい、筆者が宿泊したホテルの上階のナイトクラブも深夜まで営業、夜の公園や広場では若者たちがダンスをしたり、たむろっていたりと活気あふれる台北の街に元気をもらいました。ただ、やはり純粋な観光客はまだ少ないのでは? という印象。ちょうどティム・バートン展が開催されていたようなので、プライベートで来ていたら見に行ってみたかった!

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ホウ・シャオシェンがプロデュース「台北之家」は、繁華街の一角にある瀟洒な建物

今回の取材で訪れたのは、台湾最大級のシネコン「台北信義威秀影城(VIESHOW CINEMAS)」と、ホウ・シャオシェン監督がプロデュースし、2002年にオープンした、ミニシアターの入った複合施設「台北之家」です。「台北信義威秀影城」は、2016年の訪台時にレポートを書いていますので、ぜひそちらでご確認ください。台北金馬映画祭のセレクションでは伊丹監督作のほか、日本映画は深田晃司監督の「LOVE LIFE」、石川慶監督の「ある男」、水田伸生監督の「アイ・アム まきもと」などが上映されていました。

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「台北之家」は旧アメリカ大使館邸を利用した、映画館、飲食店、ショップなどが入った複合施設です。日本でもおなじみのデパート三越や、東京にも支店のある台湾の大型書店チェーン誠品書店などがある、中山駅ほど近くにあります。若者向けの飲食店やファッションなど、にぎやかな店舗が立ち並ぶ街の一画で、瀟洒な白亜の洋館がひときわ目を引きます。1階はオープンカフェになっており、木陰でのランチやティータイムはとても気持ちが良さそうです。

併設されているミニシアターの名は「光點電影院」。芦田愛菜さんと宮本信子さんが共演する「メタモルフォーゼの縁側」(狩山俊輔監督)が上映中、「川っぺりムコリッタ」(荻上直子監督)の予告編が流れていました。また、日本では2023年1月から、日本映画専門チャンネルでオールメディア独占・テレビ初放送される伊丹十三監督の4Kデジタルリマスター版の「お葬式」「タンポポ」のポスターも。映画館のスクリーンで見られる台湾の映画ファンはラッキーですね。

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残念ながら、今回の滞在では時間がなくこちらの劇場で鑑賞はできなかったのですが、日本映画以外も「アンダーグラウンド」(エミール・クストリッツァ監督)など、ミニシアターファンにはおなじみの良作がラインナップされていました。いつかここで、ホウ・シャオシェン監督作をはじめ、ゆっくりと台湾の映画を見てみたいです。

ショップには、ホウ監督のほか、アン・ホイ監督、エドワード・ヤン監督ら台湾の映画人の似顔絵がずらり。日本では見たことのないデザインの映画ポスターやグッズが所狭しと並べられ、目移りしているうちに、あっという間に時間が過ぎ去ります。映画とは関係のない個性的な雑貨のクオリティも高く、一味違った台湾土産が欲しい方にはうってつけのお店です。

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■おまけ 台北で発見したオリジナリティあふれる日本の味

台北にはお寿司屋さんや日本式のラーメン店、サイゼリヤなど、日本人になじみのお店がたくさんあり、筆者は訪台するたびに、日本の食べ物や文化は台湾で受け入れられ、とても愛されているのだなあと強く感じます。滞在中はせっかく外国にいるのだから……と敢えて日本食はチョイスせず、ローカルな食べ物を楽しむタイプなのですが、今回気になりすぎて思わず注文してしまったのが、台湾のマクドナルドの限定メニュー「海老天ぷらバーガー」です。

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アンガスビーフのパティと、えび天が挟まれた高級ラインで、円安の影響もあり日本円で1200円程度と、マクドナルドにしてはリッチなセットです。天ぷらとハンバーグを同時に食べようなんて、日本人は天ぷらが身近すぎるゆえに思いつかなかったのではないでしょうか。異国の文化であるからこそ、柔軟なアイディアが生まれてくるんだなあと勉強になりました。お味もまったく悪くなかったので、台湾で見かけた際は是非お試しください。

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