お葬式

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劇場公開日:

お葬式

解説

俳優・伊丹十三の監督デビュー作。初めてお葬式を出すことになった男を主人公に、お葬式に集まった人々が織りなす人間模様をユーモアたっぷりに描く。CM撮影中の俳優夫婦・井上佗助と雨宮千鶴子のもとに、千鶴子の父・真吉の訃報が届いた。夫婦は真吉が暮らしていた別荘へ向かい、亡き父と対面する。初めて喪主を務めることになった佗助は、戸惑いながらも周囲の助けを借りて葬儀の段取りを進めていくが……。伊丹が妻・宮本信子の父の葬儀で喪主を務めた実体験を基に自ら脚本を執筆、神奈川県湯河原町にある伊丹邸で撮影が行われた。主人公・侘助を山崎努、千鶴子を宮本信子が演じた。

1984年製作/124分/日本
配給:ATG
劇場公開日:1984年11月17日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第8回 日本アカデミー賞(1985年)

受賞

作品賞  
監督賞 伊丹十三
脚本賞 伊丹十三
主演男優賞 山崎努
助演女優賞 菅井きん

ノミネート

主演女優賞 宮本信子
助演男優賞 財津一郎
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(C)伊丹プロダクション

映画レビュー

4.0一見、暗いテーマのようだが

2024年3月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

誰でも経験する、まだ経験してない人も参考になる、葬式マニュアルのような映画。

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多様性男女平等自由主義

4.0亡き後も続く故人の物語

2024年1月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

お亡くなりになった千鶴子のお父さん、真吉の出番は、冒頭の数分だった。それでもお葬式を通して彼の人柄が語られることによって、故人の人となりを知ることができる。それがお葬式なんだ、と映画を通して教えてくれた。

エンタメ要素は含まれているが、基本的にお葬式の段取りを淡々と伝えている。誰もが一度や二度は経験するお葬式。慌てふためき、焦燥して、途方に暮れながらも取り仕切らなければならない一連のセレモニーがユーモアを含めながら描かれている。

大滝秀治や菅井きんの挨拶は決して面白いものではないが、訥々と語る姿になぜか惹きつけられる。何も変わったことなど言っていないし、感動的なセリフでもない。でも何故か涙が出そうになった。

誰も笑わそうとはしていないのに、何故かクスリとしてしまう数々のシーン。ああこんな人いるよね、ああこんな光景あるよね、と思わず頬が動く。

「人間は二度死ぬ。 一度目は肉体が滅んだ時。二度目は人々の記憶から消え去った時」という言葉があるが、雨宮真吉は、この葬儀の後もずっと語られていくのだろう。死後も故人の物語りは続いていく。

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shin

2.0葬式にあまり縁が無くて・・・

2023年12月31日
PCから投稿
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プライア

4.0両親の葬式を思い出しました

2023年6月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

親戚縁者も居ない簡素なものでしたが、ケアマネさんや友人が来てくれて一通りの手順を踏まえた事がシーンを観るたびによぎりました。

葬式は一大イベント。
非日常の3日間を過ごすわけですが、その折々に日常が入ってくると自然な笑いになる。

もちろん、当事者たちは儀式を完遂させるために真面目にやっているのだけれども、その世界では普段の日常はおかしなものに映るのですね。

そこを捉えた伊丹監督のセンスは素晴らしいと思う。

あと、本物の猫のタイミングが絶妙でビックリしたかな。

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K・M
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