ジョニー・デップが実在の刑事役「L.A.コールドケース」新場面写真&海外版予告編 「この映画を見て、正義を求めてくれたら」
2022年7月22日 15:00
ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーが共演した「L.A.コールドケース」の新たな場面写真が披露された。実在の刑事を演じたデップの姿が写されている。あわせて、ノトーリアス・B.I.G.の楽曲「You're Nobody (Til Somebody Kills You)」を使用した海外版予告編も公開された。
本作は90年代アメリカのヒップホップ・シーンを代表する二大カリスマ“2PAC”と“ノトーリアス・B.I.G. (ビギー)”が暗殺された未解決事件を題材にしたクライム・サスペンス。二人の死は様々な憶測を巻き起こし、対立する所属レーベル同士の報復合戦が招いた悲劇とも噂されたが、現在に至るまで犯人は特定されず、真相はいまだに深い闇に包まれている。
デップが演じたのは、生涯をかけてロス市警の汚職を追い続けた実在の刑事ラッセル・プール。ウィテカーは、事件を報じた記者ジャックに扮する。監督は「リンカーン弁護士」「ランナーランナー」で知られるブラッド・ファーマンが務めた。
これまでも、「MINAMATA ミナマタ」では写真家ユージン・スミス、「ネバーランド」では「ピーターパン」の作者J・M・バリー、「エド・ウッド」では“アメリカで最低の映画監督”と呼ばれたエドワード・D・ウッド・Jr.、「パブリック・エネミーズ」では“社会の敵ナンバーワン”と呼ばれたジョン・デリンジャーなど、様々な人物を演じてきたデップ。今作では、実在の刑事に扮し、陰謀に隠された事件の真相を明らかにしようと奮闘する。
デップは公開まで時間が掛かったことについて、「残念ながらいろいろな要素があったと思います。それにはロサンゼルス警察とその広大な背景が関係するでしょう」と語り、紆余曲折があったことを明かす。また、本作について「勇気ある映画だ。皆さんがこの映画を見て、正義を求めてくれたらと思う」とコメントしている。
「L.A.コールドケース」は、8月5日からヒューマントラストシネマ渋谷、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開。