エド・ウッド
劇場公開日 1995年9月2日
解説
アメリカ史上最低といわれた映画監督エドワード・D・ウッドJr、通称エド・ウッドの半生を、彼のファンであるティム・バートンが映画化。映画監督を夢見る青年エドは、往年の俳優ベラ・ルゴシと出会ったことをきっかけに監督デビューを果たすが……。主演のエドを演じるのは「シザーハンズ」のジョニー・デップ。また、ベラ・ルゴシを演じたマーティン・ランドーは、本作でアカデミー賞助演男優賞を受賞した。
1994年製作/127分/アメリカ
原題:Ed Wood
配給:ブエナビスタ
スタッフ・キャスト
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受賞歴
ノミネート
最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル) | |
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | ジョニー・デップ |
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シリアスな話かと思ったら、基調はコメディでした。
ずれまくって懲りないエッド君、基本勘違いおじいちゃんなのにカチンコ鳴るとスイッチ入るドラキュラ君、その他登場人物がアダムズファミリーみたように一人一人のキャラクターがはっきりしていて、はっきりするほど冗談ぽいところが秀逸です。
どこまで本気かよくわからない不思議なカンジとやっぱり何か寂しさが後を引くバランスがバートン君のセンスなんでしょうね。
そもそもウッド君贔屓自体が、リンチ君やタラちゃんとか変人村の住人ですね
。マニアックだけど結構普通の人にもオススメできます。
2020年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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アメリカの映画評論家のメドベド兄弟が著作の批評本の読者投票で最悪の映画監督と称したエド・ウッド、たしかに彼の代表作と言われる「プラン9・フロム・アウタースペース」を観た感想ではなんとも異を唱えにくいのが辛いところです。
予算が無いので何でも一人でこなさざるを得なかったのでしょうが、脚本や監督と言うよりプロレスラーのトー・ジョンソンに目を付けたり、人当たりの良さからはプロデューサー業の方がむいていたかもしれないですね。
「マーズ・アタック」というお馬鹿映画を創ったティム・バートン監督ですからエド・ウッドに好感を持っていたのでしょう、ただお馬鹿映画と茶番は似て非なるもの、本当に面白いお馬鹿映画を創るには並大抵の才能や熱意だけではできません。残念ながら熱意はともかく運と才能では及ばなかったのも事実でしょう。
晩年は低予算映画の脚本やポルノ小説の執筆でなんとか糊口を凌いでいたようです、アルコール依存が祟って54才の若さで逝かれました。最後まで成功の美酒に酔うことはできなかったものの、ハリウッドなど夢のまた夢として諦める人たちも多い中、一時は大好きな映画作りに没頭もでき老優ベラ・ルゴシさんの絶大な信頼や支えてくれる女性にも恵まれていたのですから、あながち不幸な半生ともいえないでしょう。何よりティム・バートン監督がレクイエムのような作品でスポットをあててくれたのですから・・。あちらでも老優や仲間たちと奮闘しているのでしょうか・・、天使たちが映画好きだとよいですね、ご冥福をお祈りいたします。
2020年8月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
劇場公開時鑑賞。
バートン/デップコンビ作品としては個人的にベスト。もちろん昔は良かった的な思い出補正だし、マイナーなの観てるアタクシカッケーという邪念やら、不器用でうまくできない人というにはあまりにもアレなウッドが、バートン監督の愛情とデップの演技で一周回って好きにさせられてしまったからなど諸々全部乗せだからだ。
ウッド監督作品は今後も観ることはないだろう。そんな時間あるなら本作を観るわ。あーでも『死霊の盆踊り』はどうだろう…。
2020年5月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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アメリカ史上最低の映画監督と言われたエド・ウッドの伝記映画。
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このエド・ウッドさん、B級映画(本人はB級だと思ってないだろうけど)を作り続けて結局芽が出なくて、貧困の中アル中で死んじゃったみたい。
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Netflixオリジナル映画『ルディ・レイ・ムーア』ではB級映画だけどハマって人気が出たパターンだけど、こっちはハマらなかった人。
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それでもルディ・レイ・ムーアとエド・ウッド、やってることは同じなんだよな。強い映画愛と自分が面白いと思うものを周りに左右されずに作り続ける信念。
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ティム・バートンとかタランティーノがこの映画監督のファンだったように、映画がほんとに好きな人が作った映画は絶対誰かには刺さるんだろうな。
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てかジョニデもう今じゃほんとの顔わかんないけど、やっぱ若くて普通の時はかっこいいわ。最近、白塗りか髭もじゃしか見てない気がするもんね。
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