ロミー・シュナイダー映画祭 未完・幻の映画に迫るドキュメンタリー「地獄」が日本劇場初公開
2022年7月7日 13:00

8月5日からBunkamura ル・シネマにて開催される特集上映「没後40年ロミー・シュナイダー映画祭」で、既に発表された6作品に加え、新たにアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督による未完・幻の映画に迫るドキュメンタリー「地獄」の日本劇場初公開が決定、タイムテーブルとともに発表された。
1964年に製作が始まった映画「地獄」は、「情婦マノン」「恐怖の報酬」などで知られる名匠クルーゾー監督によって完成されるはずだったが、監督の病など悲劇の連鎖により未完のままに終わる。本作は幻となった映画「地獄」の残されたフィルムと関係者の証言などで構成され、2009年のカンヌ映画祭で反響を巻き起こしたドキュメンタリー。断片的ながらも強烈な印象を残し、ビビッドな色彩と実験的手法による映像は、エドガー・ライト監督作品「ラストナイト・イン・ソーホー」にも影響を与えた。

場面写真でも見られるように、独特なメイクを施し濃艶な表情を見せるロミー・シュナイダーに圧倒されるが、カメラテストの映像など、天真爛漫なオフショットも収録されている。 「没後40年ロミー・シュナイダー映画祭」は、8月5日~25日、Bunkamura ル・シネマにて開催。会期中はトークイベントも行われる。
▼上映作品は以下の通り
「太陽が知っている」 4Kデジタルリマスター版
「マックスとリリー」 ※日本劇場初公開
「夕なぎ」
「離愁」 4Kデジタルリマスター版
「華麗なる女銀行家」 4Kデジタルリマスター版
「サン・スーシの女」
「地獄」 ※日本劇場初公開
「太陽が知っている」 4Kデジタルリマスター版
「マックスとリリー」 ※日本劇場初公開
「夕なぎ」
「離愁」 4Kデジタルリマスター版
「華麗なる女銀行家」 4Kデジタルリマスター版
「サン・スーシの女」
「地獄」 ※日本劇場初公開

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