離愁

劇場公開日:

離愁

解説

第2次世界大戦下のフランスを舞台に、妻子ある男性とユダヤ人女性の愛と運命を描いたラブストーリー。

1940年。ベルギーとフランスの国境近くに住むラジオの修理工ジュリアンは、ドイツ軍の侵攻から逃れるため妻子とともに村を離れることに。妊娠中の妻と子どもは列車の客室に乗せ、自身は家畜車で移動する彼は、ある駅で列車に乗り込もうとする若いユダヤ人女性アンナと出会う。初めは言葉すら交わさないジュリアンとアンナだったが、次第にひかれ合うようになっていく。

主演は「男と女」のジャン=ルイ・トランティニャンと「夕なぎ」のロミー・シュナイダー。作家ジョルジュ・シムノンの小説を基に、「帰らざる夜明け」のピエール・グラニエ=ドフェール監督がメガホンをとった。「没後40年 ロミー・シュナイダー映画祭」(2022年8月5日~25日/Bunkamuraル・シネマ)上映作品。

1973年製作/101分/G/フランス・イタリア合作
原題:Le train
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2022年8月6日

スタッフ・キャスト

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(C)1972 STUDIOCANAL

映画レビュー

4.0最後のシーンが良かったです

2022年11月20日
PCから投稿

あまり期待せずに見たのですが良かったです。
中弛みもあったけど、最後のシーンに心打たれました。
トランティニャンは真面目そうに見えて軽薄な気がして。。
でも一途で、やっぱ素敵だと思ってしまう。

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はなはなとみんみ

4.5過酷な運命の列車の終着駅

2022年9月17日
iPhoneアプリから投稿

第二次大戦中のフランスが舞台のメロドラマで、演出、脚本、カメラ、音楽、主役の演技、全てが完璧でとても見応えがありました。戦時下の時代感や市民の生活感がよく出ていて、ドラマに引き込まれます。さらに、避難列車の貨車に乗り合わせた人々の人間模様や細かいエピソードを生々とかつ淡々と描き、停車駅ごとののどかなあるいは悲惨な風景など、列車のドラマのポイントをしっかり押さえながら緩急つけた演出が見事です。非常時の列車で出会った男女が徐々に距離感を縮めていく主演二人の演技の呼吸が抜群で、抑圧された状況で求め合うシーンは鮮烈です。一瞬だけ人生の線路が交わった二人の終着駅に待ち受ける余韻のある幕切れも素晴らしく、個人的なフランス映画ベスト10に入る作品でした。主演のロミー・シュナイダー、ジャン=ルイ・トランティニャン、二人とも素晴らしいパフォーマンス、紛れもないお二人の代表作だと思います。

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シネマディクト

3.5許されぬ愛の痛ましさを演じるロミー・シュナイダーの美しさの極み

2022年6月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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Gustav

4.0命懸けで人を愛するということ

2020年3月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

①邦題では何のことかわからない。原題の『Le Train(列車)』の方が良い。②その(難民)列車がナチの飛行機に襲撃されるシーンは凄い。③ロミー・シュナイダーはこの映画を含め70年代前半が一番輝いていたなァ。

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もーさん

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