仏俳優ジャン=ルイ・トランティニャンさん死去 91歳 「男と女」「暗殺の森」「愛、アムール」など
2022年6月18日 01:33

フランスの俳優ジャン=ルイ・トランティニャンさんが、6月17日(現地時間)死去したとAFPが伝えた。91歳だった。妻のマリアーヌ・ホープフナー・トランティニャンさんが「老衰のため、今朝、愛する人々に囲まれた自宅で安らかに亡くなった」と代理人に声明を送った。
1930年生まれ、仏ピオラン出身。大学で法律を専攻していたが、20歳の時に演技に興味を持ち、「If All the Guys in the World...(原題)」(55)で映画デビュー。ロジェ・バディム監督作「素直な悪女」(56)の共演者ブリジット・バルドーと交際し話題を集めた。その後、クロード・ルルーシュ監督作「男と女」(66)で世界的に注目を集め、フィリップ・コンドロワイエール監督作「消される男」(67/日本劇場未公開)でベルリン国際映画祭の銀熊賞(男優賞)、製作も務めたコンスタンタン・コスタ=ガブラス監督作「Z」(69)でカンヌ国際映画祭の主演男優賞を受賞した。以降、エリック・ロメール監督作「モード家の一夜」(69)、ベルナルド・ベルトルッチ監督作「暗殺の森」(70)、フランソワ・トリュフォー監督作「日曜日が待ち遠しい」(83)、「男と女II」(86)、クシシュトフ・キェシロフスキ監督「トリコロール 赤の愛」(94)などで活躍し、仏映画界に欠かせない存在となる。
私生活では、女優ステファーヌ・オードランと離婚の後、映画監督ナディーヌ・マルカン(ナディーヌ・トランティニャン)と結婚、離婚を経験。ナディーヌとの間に産まれたマリー・トランティニャン(62~03)も女優として活躍した。
2012年のミヒャエル・ハネケ監督作「愛、アムール」は、第65回カンヌ映画祭パルムドールを受賞。同作でトランティニャンさんは2013年のセザール賞主演男優賞を受賞した。「男と女」の53年後を描いたクロード・ルルーシュ監督作「男と女 人生最良の日々」(2019)が長編劇映画の遺作となった。
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