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ビム・ベンダース監督と役所広司がタッグ 東京のトイレを舞台にしたアートフィルムの製作決定

2022年5月11日 17:37

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ビム・ベンダース監督と役所広司がタッグ
ビム・ベンダース監督と役所広司がタッグ

ベルリン・天使の詩」「東京画」などで知られるビム・ベンダース監督が5月11日、都内で行われた「THE TOKYO TOILET Art Project with Wim Wenders」記者発表会に出席。2020年から東京・渋谷区内17カ所の公共トイレを、建築家やクリエイターが改修するプロジェクトに賛同したベンダース監督が、“トイレを舞台にしたアートフィルム”を製作することが発表された。会見には、主人公のトイレ清掃員を演じる役所広司も駆けつけた。

ロケハンのため、約10年ぶりの来日を果たしたベンダース監督は「東京に戻ってこられず、ホームシック状態だった。今日、この場にいられて光栄であり、ワクワクしている」と東京への愛を明かし、「社会的に意義があるプロジェクトに参加し、都市にある特別な場所について自由に物語をつづるのは、すばらしいこと」と期待を寄せた。舞台となる公衆トイレについては、「貧富の差も、年齢の違いもなく、人類がひとりの人間になる場所。英語ではrestroomといいますが、文字通り“心休まる”場所ですし、美しくメンテナンスをするというのは、世界にも真似してほしい日本的コンセプトだと思う」と分析した。

一方、主演を務める役所は「ベンダース監督の作品ですからね。断る俳優はいないんじゃないかと思う。俳優になって40年、頑張ってこの業界にしがみついてきて良かった(笑)」と喜びの声。「すばらしいご褒美をいただいた気がしますし、映画を通して世界中の皆さんに、日本を紹介できれば。とても美しい物語になる予感がしました」と意気込んだ。

ベンダース監督は「Shall We ダンス?」「バベル」など役所の出演作を10数本見ているといい、「どんな役柄を演じても、必ずそこに役所さんご本人がいらっしゃる。今回、ご一緒できるので、なぜそこまで惹かれるのは知りたいです。わたしは好きじゃない俳優とは仕事はしませんし」と早くも全幅の信頼。この言葉に、役所は「この作品で嫌われないように頑張りたい」と背筋を伸ばした。

現時点ではロケハンとともに、シナリオの構想が練られている段階だといい「役所さんが演じる主人公は、人を愛し、他人に対しても仕事に対しても、とても献身的な人物になるはず」(ベンダース監督)、「きっと清掃員の方は、単に仕事だから清掃するのはではないと思う。そういった姿から、日本や日本人というものを理解してもらえる物語になれば」(役所)と話していた。

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