【全米映画ランキング】「ゴジラvsコング」がコロナ・パンデミック以降最高の興収で首位デビュー
2021年4月7日 09:00
イースターを迎えた全米ボックスオフィス。3本の新作が公開された先週は、世界38カ国で先行公開され大ヒットを記録している<モンスター・ヴァース>シリーズの最新作「ゴジラvsコング」が、週末3日間で約3220万ドルを稼ぎ出し、首位デビューを飾った。
北米ではまだ約55%の劇場しか開いていない中、コロナ・パンデミック以降では最高の3000館超で公開された同作。ワーナー・ブラザース配給のため「HBO Max」でのPVODもあったが、公開初日の水曜日に約960万ドル、週末3日間で3220万ドル、公開5日間での北米累計を約4850万ドルをとし、コロナ・パンデミック以降最高のオープニング興収をあげる大ヒットスタートとなった。先行公開されている中国やヨーロッパでも順調に数字を伸ばし、全世界興収は約2億8500万ドルに達している。出演はアレクサンダー・スカルスガルド、ミリー・ボビー・ブラウン、レベッカ・ホール、小栗旬、カイル・チャンドラー、デミアン・ビチル。監督は「サプライズ(2011)」、ハリウッド版「Death Note デスノート」のアダム・ウィンガード。
約315万ドルのオープニング興収で2位デビューとなったのは、イギリスのホラー作家ジェームズ・ハーバートの小説「奇跡の聖堂」(早川書房刊)をサム・ライミ製作、ジェフリー・ディーン・モーガン主演で映画化した超自然ホラー「The Unholy」。米ニューイングランド地方の教会で、聾唖者だった少女が不治の病人を治すなどの「奇跡」を起こし世界中で話題になるが、やがて彼女の周囲の人間が次々と怪死していき……という内容。共演にケイリー・エルウィス、ウィリアム・サドラー、クリケット・ブラウン。メガホンをとったのは、「スノーホワイト 氷の王国」「美女と野獣(2017)」の脚本家として知られ、本作が長編監督デビューとなるエバン・スピリオトポウロス。
3位は前週首位だったボブ・オデンカーク主演の「Mr.ノーバディ」。先週末は約300万ドルの興収で累計は約1180万ドルに。4位、5位には「ラーヤと龍の王国」「トムとジェリー」が続いた。
6位初登場となったのは、2位の「The Unholy」同様、「奇跡」を起こす少女を描いたイースター合わせのキリスト教ドラマ「The Girl Who Believes in Miracles」。出演は「誘惑のアフロディーテ」のオスカー女優ミラ・ソルビーノに「E.T.」のピーター・コヨーテ、「グレイテスト・ショーマン」「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」の子役オースティン・ジョンソン。
その他10位には、ミシェル・ファイファー主演のコメディドラマ「French Exit」が公開8週目にしてランクイン。ニューヨーク・マンハッタンで夫の遺産を食いつぶして生きる未亡人が、近々破産すると宣告され、息子とともにフランス・パリに移住するが、それでも浪費をし続け……というストーリー。共演にルーカス・ヘッジズ、イモージェン・プーツ、イザック・ド・バンコレ。
今週末は「レディ・プレイヤー1」のタイ・シェリダンに、リリー=ローズ・デップ、コリン・ファレル共演のSFスリラー「Voyagers」などが公開となる。
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