スコセッシ監督新作、主演がディカプリオから個性派ジェシー・プレモンスに交代
2021年2月25日 11:00

レオナルド・ディカプリオとマーティン・スコセッシ監督との6度目のタッグとなる歴史映画「Killers of the Flower Moon(原題)」の主演に、個性派俳優のジェシー・プレモンスが抜てきされた。米ハリウッド・レポーターが報じている。
「Killers of the Flower Moon(原題)」は、2017年に刊行された作家デビッド・グランの同名犯罪ノンフィクション「花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生(早川書房刊)を映画化するもの。「フォレスト・ガンプ 一期一会」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のエリック・ロスが脚本を執筆。1920年代の米オクラホマを舞台に、裕福な先住民オセージ族とその関係者が次々と不審死した石油利権と人種差別が絡み合うストーリーで、特別捜査官トム・ホワイトの視点で物語が進行する。
同作は争奪戦の末、Appleの映像製作会社Apple Studiosが1億8000万ドルで獲得。Apple TV+のオリジナル映画として配信される予定だ。
当初はプロデューサーを兼任するディカプリオが主人公トム・ホワイト役を演じる予定だったが、プレモンスに譲り、自らは別の役を演じるという。スコセッシ監督作の常連である名優ロバート・デ・ニーロの出演も決まっている。
子役出身のプレモンスは、「ブレイキング・バッド」や「Friday Night Lights(原題)」といったテレビドラマの端役で注目を集め、「ブラック・ミラー」「FARGO ファーゴ」シーズン2で主役を務めた。映画でも「ザ・マスター」「バイス」「ゲーム・ナイト」などで脇役を好演しており、チャーリー・カウフマン監督のNetflix映画「もう終わりにしよう。」で主演を務めた。スコセッシ監督の「アイリッシュマン」にも出演している。
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