ディーン・フジオカ「フラ・フラダンス」で声優初挑戦 山田裕貴は水島精二総監督とのタッグに喜び
2021年1月28日 04:00
「フラ・フラダンス」で描かれるのは、福島・いわき市に実在するスパリゾートハワイアンズのダンシングチーム、通称「フラガール」。かつて姉もフラガールだった夏凪日羽(なつなぎ・ひわ)は、新人ダンサーとして、同期入社の仲間とともに、ステージから笑顔を届ける仕事に取り組む。水島精二(「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」「劇場版 機動戦士ガンダム00 A wakening of the Trailblazer」)が総監督、綿田慎也(「劇場版アイカツスターズ!」「ガンダムビルドダイバーズ」)が監督を担い、吉田玲子(「若おかみは小学生!」「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」)が脚本を執筆した。
「空飛ぶタイヤ」「記憶にございません!」などで知られるフジオカは、日羽の憧れの先輩社員・鈴懸涼太役。いつか声優の仕事に挑戦したいと思っていたそうで、「永遠のルーキーのような気持ちでアフレコに臨んだ」と振り返る。物語の舞台と同じ福島出身であるフジオカ。大島和樹プロデューサーは「優しい歌声でふるさと(福島)の歌を歌われていた姿が、演じていただいた鈴懸涼太というキャラクターのまなざしの温かさや佇まいにリンクすると思った」「(アフレコでは)ストイックに取り組まれており、物語後半の主人公・日羽との掛け合いの場面は、完成前なのにジーンときました」とコメントを寄せた。
おとぼけキャラだが情に厚く、日羽たちと苦楽をともにするマネージャー・平和人役には、「東京リベンジャーズ」「燃えよ剣」が控える山田。もともとアニメ好きで、水島総監督の大ファンを公言している。山田は数年前に見に行った舞台で偶然出会い、それ以来交流があるという水島総監督のラブコールを受け、本作への参加を快諾。大島プロデューサーは「リスペクトし合うおふたりの現場での化学反応を楽しみにしていた」と話す。セリフを全て覚えたうえでアフレコに臨んだという山田について、「様々な演技プランをもって収録に臨んでいただきました」と語った。
「フラ・フラダンス」は、初夏に全国公開。声優キャストのコメントは、以下の通り。
以前から声優のお仕事をやってみたいと思っていたので、本作品に参加させて頂き本当に嬉しく思います。また、この物語は自分の故郷でもある福島を舞台にしたストーリーということで、生まれ故郷とのつながりの中で改めて自分に何ができるのかを考えるきっかけを頂きました。自分の置かれた場所で、何があっても諦めず、全力で努力し続けることの大切さを教えてくれる、そんな力を持った作品になっていると思います。この物語が一人でも多くの方に伝わることを心より願っております。
自分がデビューした当時からずっと大好きだった作品の監督である水島総監督の作品にお声がけいただいて、本当に嬉しくて前のめりで参加させていただきました。振り返るのも大事だけれど、変えられる1秒先のために前に進もうよというメッセージが込められている作品だと思っているので、観ていただく方にとってもそんな風に感じてもらえると嬉しいです。参考に見せていただいた映像が素晴らしく、完成したら自分の想像をはるかに超えてくるのは間違いないので僕自身、完成を楽しみにしています。
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