「熱帯魚」チェン・ユーシュン監督の新作は“愛”と“時間”を巡る物語! 21年初夏公開
2020年12月16日 12:00

「熱帯魚」「ラブゴーゴー」を手掛けたチェン・ユーシュン監督の最新作「My Missing Valentine(英題)」(原題:消失的情人節)が、2021年初夏に日本公開されることが決定した。
90年代台湾映画界において、エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェンらとは一線を画す“台湾ニューシネマ”の異端児として出現したチェン・ユーシュン。独特のタッチで瑞々しい青春模様を描いた「熱帯魚」(95)、「ラブゴーゴー」(97)は、若い世代から多くの共感を獲得し、当時の日本でも熱狂的な人気を誇った。華々しいデビューを飾る一方で、同2作品を残し、しばらく映画製作から離れてしまう。
チェン・ユーシュン作品の輝きは今なお色褪せることなく「台湾巨匠傑作選2020」ではデジタルリストア版が上映され、再評価を高めている。その後、CM業界に活躍の場を移していたが、16年ぶりに「祝宴!シェフ」で映画製作に復帰。長編復帰3作目となる「My Missing Valentine(英題)」は、20年前から温めていた脚本を基に撮り上げた作品。第57回金馬奨(台湾アカデミー賞)では、最多5冠(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)に輝いている。

郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。ある日、街中で出会ったハンサムなダンス講師ウェンソンと“七夕バレンタイン”にデートの約束をする。だが、ふと目覚めると翌日になっており、バレンタインが消えてしまっていた。失くした大切な“1日”の記憶を探す旅に出たシャオチーは、やがてある真実にたどり着く。
“消えたバレンタイン”を巡り、時間の流れが異なる男女が織りなすファンタジックなラブストーリー。恋愛映画の金字塔「エターナル・サンシャイン」「アバウト・タイム 愛おしい時間について」に並ぶ、“愛”と“時間”を巡る作品になっている。
「My Missing Valentine(英題)」は、21年初夏に東京・新宿ピカデリーほか全国公開。
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