菅田将暉×セカオワFukase! 構想10年の完全オリジナル作品「キャラクター」21年6月公開
2020年12月8日 04:00

菅田将暉が主演し、人気バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカル・Fukaseが初演技に挑戦した映画「キャラクター」が、2021年6月に公開されることが決定。「世界から猫が消えたなら」「帝一の國」「恋は雨上がりのように」の永井聡が監督を務めている。
本作には、日本エンタメ界を代表する3人のヒットメーカーが集った。「20世紀少年」「MASTERキートン」をはじめ、浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志氏、「告白」「君の名は。」など実写からアニメーションまで大ヒット映画を企画してきた・川村元気氏、「信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)」「約束のネバーランド」といった話題作を生み続けるプロデューサーの村瀬健氏が10年の歳月をかけて練り上げた完全オリジナルストーリーとなっている。
基軸となったのは「もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら? しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら――」というアイデア。菅田が演じるのは、スケッチに向かった先で、一家殺人現場に遭遇し犯人を目撃してしまう山城圭吾(やましろ・けいご)。お人好しな性格ゆえに、人の悪を描けず苦悩し、殺人事件の犯人と出会ったことで運命に翻ろうされていく。一方、俳優デビューとなったFukaseは、山城と出会い運命を狂わす天才的な殺人鬼・両角(モロズミ)役として登場する。

菅田は、永井監督との再タッグに心躍る一方で「悩みながらの現場だった」と振り返る。「オリジナル脚本で『キャラクター』という題材。キャラクターとは『個性』でありその人の『生き様』。今とても重要なテーマだと思い向き合っていきました」と語る。また、Fukaseは「オファーを頂いた時は正直とても悩みました」と述懐。1年間以上の長い時間をかけて準備を行い、狂気に満ちた殺人鬼という難役に挑んだようだ。
「キャラクター」は、9月1日に撮影がスタートし、10月20日にクランクアップ(関東近郊で撮影)。21年6月に全国公開。菅田、Fukase、原案・脚本の長崎氏のコメントは以下の通り。
映画「キャラクター」。久々の永井組に心躍りました。が、前回よりも悩みながらの現場でした。オリジナル脚本で「キャラクター」という題材。キャラクターとは「個性」でありその人の「生き様」。今とても重要なテーマだと思い向き合っていきました。そんな中、SEKAI NO OWARIのFukaseさんが出演します。現場での佇まいが俳優部すぎて驚きました。初映画だと聞いてましたが、全然そんな感じはなく、むしろ学ぶところだらけでした。そしてやっぱり物作りと向き合うFukaseさんはとてもかっこよく、少し儚げで美しかったです。きっとびっくりすると思います。僕自身完成が楽しみです。
オファーを頂いた時は正直とても悩みました。果たして自分に務まるのか、ご迷惑をかけてしまうのではないかと。しかし、1年間以上の長い時間をかけて準備することができたので、撮影が始まると程よい緊張感の中非常に楽しく過ごさせて頂いてクランクアップを迎えた時には涙が溢れそうになりました。
この映画の実現には、実に十年を費やした。設定はあまり変わっていないが、最初の原案の主人公は女刑事だった。手直しを加え続けたが、プロジェクト自体がなかなか進まない。そろそろ小説にでも切り替えようと考えていた矢先、本気で映画化を考えるとの連絡。半信半疑だった。本当なんだと思ったのは、撮影が始まってからだった。
菅田将暉さんは主人公のイメージ通りと、はなから満足していたが、撮影現場でまさかの驚きがあった。なんと二十代の浦沢直樹氏に似ている……聞けばマンガ家の動作を学ぼうと『漫勉』を研究したとか。だからなのか? 才能のある役者は乗り移るのだろうか。
両角役がFukaseさんと告げられた時は、正直理解不能だった。彼のイメージは、天使のような声を持つ少年。え、その人が殺人鬼? だが映像を観て納得した。非現実的なキャラクターの行動が、逆にリアルな恐怖を生み出し、作品をグレードアップさせている。
「キャラクター」は、創作者の心の闇を描いた作品だ。だがそれ以上に、展開の読めないドキドキ感――観る人の想像を超えるエンターテインメントであることを約束しよう!
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