のん×林遣都が紡ぐ“崖っぷちロマンス”「私をくいとめて」映像初公開 臼田あさ美ら追加キャストも発表
2020年9月16日 07:00
[映画.com ニュース]女優・のんが主演し、林遣都と初共演を果たす映画「私をくいとめて」の特報(https://youtu.be/cjFiGQt_ubA)がお披露目され、公開日は12月18日に決定。あわせて、臼田あさ美、片桐はいり、若林拓也が共演していることも発表された。映像では、おひとりさまライフを満喫する31歳の女性が、“脳内の相談役”とともに年下男子との恋に挑む“崖っぷちロマンス”の一端が切り取られている。
第30回東京国際映画祭のコンペティション部門で観客賞に輝いた「勝手にふるえてろ」に続き、大九明子監督が再び芥川賞作家・綿矢りさ氏の著作を実写映画化。30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子(のん)の脳内には、相談役「A」がいた。人間関係や身の振り方に迷った時は、もうひとりの自分「A」がいつも正しいアンサーをくれる。「A」と一緒に平和なおひとりさまライフがずっと続くと思っていたある日、みつ子は年下の営業マン・多田くん(林)にうっかり恋をしてしまう。
特報では、ひとり焼肉を楽しみ、悠々自適なおひとりさまライフを謳歌するみつ子を活写。しかし、多田くんへの予期せぬ恋に心を乱され、“キャパオーバー”寸前になってしまう。恋に不器用なみつ子と、いつも穏やかに、冷静なアドバイスをくれる「A」との息ぴったりでコミカルなやりとりも必見。ひとりの生活を楽しむ一方で、つい口に出してしまう自虐や、20代の頃のように勇気が出せず、あと一歩のところで彼に近付けないもどかしさなど、共感必至の“あるある”がちりばめられている。大粒の涙をこぼすみつ子の表情が、波乱の展開を予感させる映像となった。
さらに、“大九ワールド”を彩る個性豊かなキャスト陣も明らかに。「美人が婚活してみたら」(大九監督)、「架空OL日記」の臼田が、みつ子が全幅の信頼を寄せるおひとりさまの先輩・ノゾミさんを演じる。バリキャリ女上司・澤田役には、「勝手にふるえてろ」(大九監督)、「蜜蜂と遠雷」の片桐。男性ファッション誌「Men's NON-NO」の専属モデルを務める若林が、唯一無二の存在感を放つ同僚カーター役で映画初主演を果たす。
「私をくいとめて」は、12月18日から全国公開。
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父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
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