ベン・アフレック、バットマン役に復帰 DC映画「ザ・フラッシュ」に出演
2020年8月24日 15:00
[映画.com ニュース] 米ワーナー・ブラザースが製作準備を進めているDCコミックスの人気ヒーロー、フラッシュを主人公にした単独映画「ザ・フラッシュ(仮題)」で、ベン・アフレックがバットマン/ブルース・ウェイン役に復帰することが明らかになった。米バラエティなどが報じている。
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」「スーサイド・スクワッド」「ジャスティス・リーグ」の3作品でバットマンことブルース・ウェインを演じてきたアフレックは当初、自ら監督・主演を務める新たな単独映画「ザ・バットマン(原題)」の企画を進めていたが、2019年2月に「猿の惑星」シリーズのマット・リーブスが監督に就任するとともに、脚本が若き日のウェインに焦点を当てる内容へと大幅に書き換えられたため、バットマン役からの卒業を表明。「トワイライト」シリーズで知られるロバート・パティンソンにバトンを渡す結果となった。
「ザ・フラッシュ(仮題)」は、超高速で走ることができるスーパーヒーロー、フラッシュことバリー・アレンを描く物語で、エズラ・ミラーが主演を務める。フラッシュは、「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」(2016)でスクリーンに初登場した後、「ジャスティス・リーグ」(2017)でワーナーが展開するDCエクステンデッド・ユニバースに本格参戦したキャラクターだ。
同作でメガホンをとるアンディ・ムスキエティ監督(「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」)は、米バニティ・フェア誌のインタビューで、ダメ元でアフレックに脚本を送ったところ、内容を気に入られ出演を快諾してくれたと明かした。
ムスキエティ監督は、アフレック演じるバットマンについて「角ばったアゴにがっしりした体格、見るからに男らしくて強そうな反面、内側に抱えた繊細さや脆さも感じさせる。そういった二面性を持つ彼のバットマン像は、最高に魅力的だと思いますね」と絶賛。映画の内容に関しては、「この映画の主人公であるバリー・アレンとブルース・ウェインは、愛する母親を殺されたという共通の痛みを抱えています。そんな過去のトラウマも含め、ふたりのやり取りと関係は、感情面で映画の核を成す重要なものになってくるでしょう」と明かしている。
同作は、パラレルワールドに迷い込んだバリーが、DCコミックスに登場する人気ヒーローたちの様々なバージョンと遭遇する、という設定であることから、ティム・バートン監督の「バットマン」(1989)と続編「バットマン リターンズ」(92)でタイトルロールを演じたマイケル・キートンも、“別バージョン”のバットマン役として出演するそうだ。
「ザ・フラッシュ(原題)」は、22年6月3日に全米公開を予定している。