最低映画の祭典ラジー賞「キャッツ」が圧勝 セレモニーは新型コロナウイルスの影響で中止
2020年3月19日 10:00
[映画.com ニュース] 最低映画の祭典ラジー賞こと第40回ゴールデン・ラズベリー賞の結果が、3月16日(現地時間)に発表された。
ワースト作品賞に輝いたのは、大ヒット舞台ミュージカルを豪華キャストで実写映画化した「キャッツ」。最多9ノミネートですでに独走状態だった同作は作品賞のほか、ワースト助演男優(ジェームズ・コーデン)&女優賞(レベル・ウィルソン)、ワースト監督賞(トム・フーパ―)、ワースト脚本賞(トム・フーパー&リー・ホール)、ワーストスクリーンコンボ賞(半ネコ人とでも呼ぶべき毛玉たちのあらゆるコンビ)の6部門を制し圧勝した。
「キャッツ」に大差をつけられつつ、ワースト・リメイク/パクリ/続編賞と、今年新たに設けられた「人命軽視および公共物破損が目に余る作品賞」の2冠に輝いたのは、シルベスター・スタローン主演のシリーズ第5作「ランボー ラスト・ブラッド」。
また、ラジー賞名物の「名誉挽回賞(Razzie Redeemer Award)」は、ラップ界のゴッドファーザーと呼ばれたミュージシャン、コメディアン、映画プロデューサーの故ルディ・レイ・ムーアの伝記映画「ルディ・レイ・ムーア」でタイトルロールを熱演し、第77回ゴールデングローブ賞の主演男優賞(コメディ/ミュージカル)にノミネートを果たしたエディ・マーフィに贈られた。
ラジー賞授賞式は例年、アカデミー賞の前日に開催されるが、今年はアカデミー賞の日程が大幅に前倒しされたことで変更。当初は今週末に米ロサンゼルスで行われる予定だったが、新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるうなか、米疾病病対策センター(CDC)は感染拡大防止策として50人以上のイベントを今後8週間にわたり中止するよう勧告。授賞式もなく、公式サイト上で結果を発表するだけという寂しい展開になってしまった。
第40回ゴールデン・ラズベリー賞の受賞結果は以下の通り。
「キャッツ」
半ネコ人とでも呼ぶべき毛玉たちのあらゆるコンビ(「キャッツ」)
「ランボー ラスト・ブラッド」
「ランボー ラスト・ブラッド」
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー