「ミッドサマー」アリ・アスター監督が懺悔? 主演女優が撮影で叫びすぎて…
2020年2月3日 13:30

[映画.com ニュース] 長編デビュー作「ヘレディタリー 継承」が高い評価を集めたアリ・アスター監督が1月31日、都内で行われた最新作「ミッドサマー」のQ&A付き試写会に出席。観客からの質問に答えるかたちで、結末やさまざまな伏線について解説を行った。
家族を不慮の事故で亡くしたダニーが、恋人や友人たちと訪れたスウェーデンの奥地で開かれる「90年に一度の祝祭」での恐ろしい体験を描く。「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」「ブラック・ウィドウ」のフローレンス・ピューがダニーを演じるほか、「トランスフォーマー ロストエイジ」のジャック・レイナー、「デトロイト」のウィル・ポールター、「ベニスに死す」の美少年役としても知られる名優ビョルン・アンドレセンらが共演する。
すでに鑑賞した観客からは“爽快”とも言われている結末に関して、アスター監督は「エンディングは最初から頭の中にあって、脚本執筆の段階で、このエンディングに向かってどう作っていくか、どうしたらカタルシスを与えることができるかを考えながら作っていきました。私自身、この映画は失恋映画だと思っているので、だからこそ“解放感”を感じるようにしたいと考えていました」と説明する。

また、ダニーを演じたピューのクランクアップは、彼女が大音量で叫ぶシーンだったと明かし、「その数時間後には彼女は『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の撮影に向かうために飛行機に乗っていましたが、きっと声はガラガラだったと思います。(『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』の)グレタ・ガーウィグ監督には申し訳ないことをしました」と懺悔し、会場は笑いに包まれた。
その後も、観客から寄せられた伏線の質問に丁寧に答えたアスター監督は、「僕にとって日本映画は人生を変えてくれた存在であり、多くのインスピレーションを与えてくれる存在です。その日本にこうして作品を携えて訪れることができ、皆さんに作品を届けることができて最高にうれしいです」と語り、観客から温かい拍手が送られた。
「ミッドサマー」は2月21日から全国公開。R15+指定。
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