ハリウッド・レポーターが選ぶ、2010年代のベスト映画10本
2020年1月2日 11:00

[映画.com ニュース]米ハリウッド・レポーターのベテラン映画批評家トッド・マッカーシーが、2010年代のベスト映画10本を選出した。
1位は、オリビエ・アサイヤス監督、エドガー・ラミレス主演「カルロス」。ベネズエラ生まれの伝説のテロリスト、イリッチ・ラミレス・サンチェス(通称カルロス)を題材にした約5時間30分の大作で、カルロスが関与した実際の事件の多くを交え、94年スーダンの首都で逮捕されるまでの20年間を濃密に描いた。
2位は、SNS全盛期の幕開けに公開された「ソーシャル・ネットワーク」。デビッド・フィンチャー監督、ジェシー・アイゼンバーグ主演の同作は、ハーバード大学に通う19歳のマーク・ザッカーバーグが世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「Facebook」を創設し、時代の寵児となる一方、孤立を深めていく内幕を描いた。
3位は、ジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督が、ボブ・ディランにも影響を与えたという1960年代のフォークシーンを代表するミュージシャン、デイブ・バン・ロンクをモデルに、売れない若手フォークシンガーを描いた「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」。4位は、ジム・ジャームッシュ監督による異色の吸血鬼ラブストーリー「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」。5位は、令嬢とメイドが閉ざされた空間で快楽にのめり込んでいくパク・チャヌク監督のサスペンス「お嬢さん」だった。
10作品は以下の通り。
1. 「カルロス」(2010)
2. 「ソーシャル・ネットワーク」(2010)
3. 「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(2013)
4. 「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」(2014)
5. 「お嬢さん」(2016)
6. 「裁かれるは善人のみ」(2014)
7. 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)
8. 「ブルックリン」(2015)
9. 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)
10. 「The Gatekeepers」(2012)
2. 「ソーシャル・ネットワーク」(2010)
3. 「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(2013)
4. 「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」(2014)
5. 「お嬢さん」(2016)
6. 「裁かれるは善人のみ」(2014)
7. 「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)
8. 「ブルックリン」(2015)
9. 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015)
10. 「The Gatekeepers」(2012)
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