インドの5つ星ホテルが“信念”で無差別テロに立ち向かう「ホテル・ムンバイ」9月公開
2019年7月9日 11:00
[映画.com ニュース]デブ・パテル(「スラムドッグ$ミリオネア」「LION ライオン 25年目のただいま」)が主演を務める映画「Hotel Mumbai(原題)」が、「ホテル・ムンバイ」の邦題で9月27日から公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと予告編もお披露目された。
2008年、インドの商都ムンバイでイスラム武装勢力による同時多発テロが発生――歴史ある5つ星ホテル「タージマハル・パレス・ホテル」が燃え盛る映像は、世界中を震撼させた。だが、ホテルに3日間閉じ込められた500人以上の人質は、その多くが生還を果たすことに。そこには、プロとしての誇りをかけて、宿泊客を救おうとしたホテルマンたちの知られざる真実の物語が存在していた。「ボーダーライン(2015)」の製作陣による本作は、この奇跡の実話を基に、名もなき人々が“銃”に“信念”で立ち向かう様子を描きだしている。
パテルが自らの命を危険にさらしてまで宿泊客の守ろうとする給仕役を演じるほか、「君の名前で僕を呼んで」「ビリーブ 未来への大逆転」のアーミー・ハマーがアメリカ人旅行客のデヴィッド役として出演。メガホンをとるのは、これまで短編映画で世界的な評価を得ているオーストラリア出身の新鋭アンソニー・マラスだ。長編デビュー作となった本作は、トロント国際映画祭に正式出品されるだけでなく、各国の映画祭で賞を獲得。バラエティ誌による「2018年注目すべき映画監督10人」にも選ばれている。
予告編では、極限の状況下において「お客様が取り残されている。私たち従業員で逃がすんだ。強制はしない」という言葉に対して、ホテルの従業員たちが「35年勤めてきた。ここが家です」「お客様は神様です」と決意を示す。“人が人を思う心”が試され、悲劇のなかにも、光り輝く人間性が存在することを証明していく。
「ホテル・ムンバイ」は、9月27日からTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。R15+指定。
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