「レヴェナント」「エターナル・サンシャイン」の名プロデューサー死去
2019年5月10日 04:00

[映画.com ニュース] 「スポットライト 世紀のスクープ」「レヴェナント 蘇えりし者」「エターナル・サンシャイン」などの名作を手がけた映画プロデューサー、スティーブ・ゴリン氏が、長年に及ぶがん闘病生活の末に他界していたことが明らかになった。64歳だった。
ゴリン氏は、マネジメント/制作会社のアノニマス・コンテント、その前身あたるプロパガンダ・フィルムの最高経営責任者として活躍。1986年、CMとミュージックビデオの制作を行うプロパガンダ・フィルムを、パートナーのシーグリョン・シーグワトソンと設立した。ミュージックビデオの発展とともに大成功を収め、デビッド・フィンチャー、マイケル・ベイ、スパイク・ジョーンズ、ゴア・バービンスキー、アントワーン・フークアといったクリエイターが長編映画に移行するきっかけを作った。ゴリン氏は同社をポリグラムに売却後、2000年にアノニマス・コンテントを立ち上げ、現在に至る。
プロパガンダとアノニマスを通じ、「ワイルド・アット・ハート」「ゲーム」「マルコビッチの穴」「エターナル・サンシャイン」「バベル」「スポットライト 世紀のスクープ」「レヴェナント 蘇えりし者」といった野心作を放ち、テレビ界でも「Lの世界」「TRUE DETECTIVE」「MR. ROBOT/ミスター・ロボット」「13の秘密」「エイリアニスト」などの話題作を手がけている。
また、マネジメント業務も行い、アルフォンソ・キュアロン監督、エマ・ストーンをはじめ、サミュエル・L・ジャクソン、マハーシャラ・アリ、ウィノナ・ライダー、メグ・ライアン、エドガー・ライト、ジェームズ・フランコらが所属している。映画プロデューサーとしてアカデミー賞作品賞に3度ノミネートされ、「スポットライト 世紀のスクープ」でオスカーを受賞している。

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