北村匠海&小松菜奈&吉沢亮が三兄妹役 矢崎仁司監督が西加奈子「さくら」を映画化
2019年4月2日 05:00

[映画.com ニュース]直木賞作家・西加奈子氏の傑作小説「さくら」の映画化が決定し、北村匠海、小松菜奈、吉沢亮が三兄妹役を演じていることがわかった。ヒーロー的存在だった長男の交通事故がきっかけで、絶望の淵に立たされた家族が少しずつ再生していくさまを、優しいユーモアを交えながら描き出す。
「サラバ!」「まく子」の西氏が手掛け、ある家族の姿を色彩豊かに描いたベストセラー小説が原作。「三月のライオン」「ストロベリーショートケイクス」「無伴奏」で知られ、海外でも高い評価を受ける矢崎仁司監督がメガホンをとり、ハンサムで人気者の長男・一、長男を溺愛する容姿端麗で破天荒な妹・ミキ、平凡な大学生の次男・薫という風変わりな家族と、一家に寄り添う愛犬さくらの物語を紡ぐ。

薫を演じる北村は、「一つの家族の大きな愛、小さな愛、一匹の犬にまつわる、愛情。端的には言えない、愛と情の物語です。丁寧に一言一言を紡いで力を合わせて作り上げていきたいと思います。頑張ります」と意気込む。ミキ役の小松は、「矢崎監督とのお仕事は今回が初めてで、共演者の方々と一つの家族になるのは緊張でもあり未知の世界ですが、これからこの家族にどんな色がついていくのかとても楽しみです」といい、「原作からも浮き出てくるリアルな家族のやり取りと喜怒哀楽の光景がとてもほほ笑ましく、その中で感じる生きるとは何か・愛とは何か・家族とは何か、そんなメッセージが伝わる心温まる再生物語だと感じました」と作品の印象を明かしている。
一に扮する吉沢は、「不安もありますが、監督と話し合いながらこの一家の光であり影である一という役を精一杯生きたいと思います。僕自身男4人兄弟で、女姉妹に憧れていました。妹、ワクワク」と妹役の小松への思いを語る。映画化に際して、西氏は「さくらが新しい命をもらってどんな風に輝くのか、本当に楽しみです」と期待をにじませ、矢崎監督は「いつか挑みたかった西加奈子の世界。『さくら』には、私の映画史がすべて入っている。だから、この小説の映画化は、私以外誰にも監督させたくなかった。西さんから投げられたボールは、ド真ん中に投げ返そうと思います。『さくら』に出会えたことを神様に感謝します」と熱いメッセージを残した。
「さくら」は4月にクランクインが予定されており、2020年の初夏に全国で公開される。
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