コリン・ファレル、「ダンボ」ティム・バートン監督の現場は「最も純粋で最も美しい経験」
2019年3月30日 12:00

[映画.com ニュース] ディズニーの名作アニメーションを「チャーリーとチョコレート工場」「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督が実写化した「ダンボ」(公開中)。引き離された母象との再会を望む子象ダンボの命運を握るキーマンを演じたコリン・ファレルが、「最も純粋で最も美しい経験のひとつだった」という撮影の日々を振り返った。
ファレルが演じたのは、サーカスの元看板スター、ホルト。戦争で片腕を失い、自身の留守中に妻も亡くし、子どもたちと共にダンボの世話を任される。
物語の中心は、あくまでも“ダンボ”。そう理解したファレルは、過剰になりすぎないよう気をつけながら演じたという。「“空を飛ぶ赤ちゃん象”っていうファンタスティックな存在がいるから、僕は逆に実存主義的なホルトの葛藤をシンプルに演じたかったんだ。脚本を読んでホルトにシンパシーを感じたよ。僕は戦争に行ったことも、片腕を失ったことも、妻を失ったこともない。でも、想像力を使ってホルトの葛藤の大きさを理解することはできる。それが自分の仕事だと思ったんだ」。
本作で初タッグを組んだバートン監督に絶大な信頼を寄せ、「プロセスの初期の段階から、監督はホルトが何を経験しているか僕がわかっていると感じてくれていた。セリフはこう言ってとかそういう演出はなくて、彼が一番大切にしていたのは、役者の演技が感傷的になりすぎないこと。心優しいセンチメンタルな物語だけれど、観客が感じるそういう部分は物語からくればいいのであって、役者にそれを出してもらわなくてもいいっていう考え方だったんだ」と明かす。
バートン監督との撮影の日々は、経験豊富なファレルにとっても特別な時間になったといい、現場の様子を語る言葉にも熱が込められる。「何年も前に『リクルート』でアル・パチーノと仕事したときにもよく『彼から何を学びましたか?』って聞かれたんだけれど、ティム・バートンもそれに近い。長年の情熱、好奇心、突き動かしてくれるものをいまだに持ち合わせている人なんだ。撮影中はうれしそうな顔でモニターを見ていて、それを見ているだけで僕も感動した。ここまで思い入れを持って作っているんだなって。本当に幸せな日々だったよ。ティムをはじめエキストラのみんなもどこを見ても情熱にあふれた現場だった。サーカスの魂ってこういうものなんじゃないかな」。
充実した現場の雰囲気がいい影響を与え、ファレルならではの遊び心を役に盛り込むこともあった。「ストーリーが展開するにつれ、ホルトは自由に解放されていくんだ。冒頭の緊張感とは違った緊張感があり、ホルトの最後の葛藤はダンボが脱出できるかっていうほうに関心があるから、ホルトの葛藤の誠実さを描きつつ、遊び心も見せたいと思っていた。彼も出演者、ショーマンだからね」。
本作のような大作から、ヨルゴス・ランティモス監督作「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」や、「The Beguiled ビガイルド 欲望のめざめ」ではソフィア・コッポラ監督とタッグを組むなど、作家性の強い監督の作品にも出演してきた。今回バートンとのタッグを経て、次は「A24」の新作であり、韓国系アメリカ人コゴナダが監督・脚本を手がける「After Yang(原題)」へ出演が決まっている。今後組んでみたい監督を聞くと「ケン・ローチ、ポール・トーマス・アンダーソン……」と名前をあげ、「みんなすごく才能がある。パーソナルな作品だけれど、いろんな作品をやりたいんだ」と話していた。
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