ポール・ダノ初監督作にキャリー・マリガン&ジェイク・ギレンホール!「ワイルドライフ」7月公開
2019年3月15日 09:00

[映画.com ニュース] 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「プリズナーズ」などで知られる俳優ポール・ダノの初監督作「ワイルドライフ」が、7月5日から全国公開されることが決定。ダノは「ルビー・スパークス」で共演したパートナーのゾーイ・カザンと共同で製作&脚本も担当している。
ポール・トーマス・アンダーソン監督、ドゥニ・ビルヌーブ監督といった鬼才とのコラボレーションを重ねてきたダノ。「いつの日か映画を作る時は、きっと、家族についての映画を作るだろうと思っていた」という思いから、ピューリッツァー賞作家リチャード・フォードが1990年に発表した「WILDLIFE」の映画化に着手した。フォードの小説は、寂獏とした読後感で世界中の読者を魅了しており、日本では「モントリオールの恋人」(訳:村上春樹)、「ロック・スプリングス」(訳:青山南)などの短編が紹介されている。
物語の舞台は、1960年代、カナダとの国境にほど近いモンタナ州の田舎町。14歳のジョーは、ゴルフ場で働く父ジェリーと、家庭を守る母ジャネットのひとり息子だ。新天地での生活がようやく軌道に乗り、仲睦まじい夫婦の姿を息子が安どの面持ちで眺めていたのもつかの間、ジェリーが職場から解雇され、山火事を食い止めるという出稼ぎ仕事に旅立ってゆく。残されたジャネットとジョーは働くことを余儀なくされ、母はスイミングプール、息子は写真館での職を見つけるが、生活は安定しない。やがてジョーは、優しかった母が不安と孤独にさいなまれ、生きるためにもがく姿を目の当たりにする。
長回し撮影を多用しながら、幸せだった家族が壊れてバラバラになっていく様子を映し出す「ワイルドライフ」。悲嘆と狂おしいジャネットの思いを圧巻の演技で見せるのは、「華麗なるギャツビー」「未来を花束にして」のキャリー・マリガン。「プリズナーズ」でダノと共演したジェイク・ギレンホールがジェリー役、M・ナイト・シャマラン監督作「ヴィジット」のエド・オクセンボールドが、ジョーの哀しみと動揺を体現してみせている。
「ワイルドライフ」は、7月5日から東京・YEBISU GARDEN CINEMA、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

またピクサーが大傑作つくったんですか…
【大人がボロボロ泣く感動超大作】両親を失った主人公の再生。そのままの君が好きだよ。
提供:ディズニー

映画界を変える“究極の推し活”ある。
【革命的すぎてヤバい】大好きな俳優と映画を、まさかの方法でとことん応援できる!!
提供:フィリップ証券

ジュラシック・ワールド 復活の大地
【超絶パワーアップ】マジ最高だった!! 究極のスリル、圧倒的な感動、限界突破の興奮!!!
提供:東宝東和

何だこのむちゃくちゃ“刺さる”映画は!?
【尋常でなく期待してる】“命より大事な誰か”のためなら、自分の限界を超えられる。
提供:ディズニー