【第42回日本アカデミー賞】「孤狼の血」役所広司が3度目の最優秀主演男優賞!
2019年3月1日 22:12
[映画.com ニュース]第42回日本アカデミー賞の授賞式が3月1日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われ、「孤狼の血」の役所広司が最優秀主演男優賞に輝いた。日本アカデミー賞の優秀賞獲得は実に22度におよび、最優秀主演男優賞は「Shall We ダンス?」「うなぎ」に続き3度目。他の追随を許さない、圧倒的な強さを見せつけた。
広島の架空都市・呉原を舞台に描き、「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された柚月裕子氏の同名小説を白石和彌監督が映画化。役所はダーティーな捜査をしながら己の正義感に従って行動する型破りな刑事を、呉弁を駆使して体現してみせた。今回は、近年のイメージを覆すアウトローを誕生させ、男性客の心を騒がせたことが評価された。
発表の瞬間、「おおっ!」と言わんばかりに目を見開き驚いた役所。共演の松坂桃李、真木よう子らと握手を交わした後、悠然とステージへと歩を進めた。プレゼンター・蒼井優からのブロンズを満面の笑みで受け取ると、しみじみと喜びがこもる口調でスピーチを始めた。
「意外でした。(スピーチを)何も考えてなかったな……」と切り出し、「(第14回に)『死の棘』で岸部一徳さんが最優秀主演男優賞を取られた時、『こんなことがあるんだな』とおっしゃっていた。そのスピーチをこの会場で聞いていて、すごく感動したんです。とても素晴らしくて」と思いを馳せる。そして「最優秀主演男優賞は、僕は2年連続で頂いて以来、ずっと頂いていなかった。つくづく難しい賞。素晴らしい賞を頂いて、びっくりしました」と実感がない様子だが、「広島の呉で撮影しましたが、街の人たちが協力してくれた。西日本の水害でまだまだ復興まで時間がかかると思いますが、『孤狼の血』が賞をとったので、呉の人たちも元気になってくれたんじゃないかと思います」と真摯に願いを込めていた。
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