全米製作者組合賞はピーター・ファレリー監督「グリーンブック」
2019年1月21日 15:00

[映画.com ニュース] アカデミー賞作品賞の行方を占う最も重要な前しょう戦と言われる第30回アメリカ製作者組合(PGA)賞が、1月20日(現地時間)に発表された。
長編劇映画に与えられる最高賞、ダリル・F・ザナック賞を受賞したのは、ピーター・ファレリー監督「グリーンブック」。ここまでの賞レースは「ROMA ローマ」「女王陛下のお気に入り」「アリー スター誕生」「バイス」といった作品も交え混戦模様だが、「グリーンブック」がPGA賞を勝ち取り、オスカー作品賞の最有力候補に躍り出た。PGA賞は過去29回のうち受賞した21本(2014年に「ゼロ・グラビティ」と同時受賞した「それでも夜は明ける」を含む)が、そのままオスカー作品賞に輝いている。
「グリーンブック」は1962年、人種差別が残る米南部でコンサートツアーをする黒人ジャズピアニストのドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)が、粗野で無教養なイタリア系のトニー・リップ(ビゴ・モーテンセン)を用心棒兼運転手として雇い、黒人用旅行ガイド“グリーンブック”を頼りに旅を始める実話を元にしたストーリー。ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の作品賞と主演男優賞(モーテンセン)、ゴールデングローブ賞コメディ/ミュージカル部門の作品賞、脚本賞、助演男優賞(アリ)を受賞している。
第30回PGA賞の主な受賞結果は以下の通り。
▽アニメーション映画部門 「スパイダーマン スパイダーバース」
▽ドキュメンタリー映画部門 「Won't You Be My Neighbor?」
▽テレビシリーズ/ドラマ部門 「ジ・アメリカンズ」
▽テレビシリーズ/コメディ部門 「マーベラス・ミセス・メイゼル」
▽ミニシリーズ部門 「アメリカン・クライム・ストーリー ヴェルサーチ暗殺」
▽テレビ映画部門/「華氏451」
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