米GG賞ノミネートにつながったクレア・フォイの迫真演技!「ファースト・マン」本編映像入手
2018年12月30日 12:00
[映画.com ニュース] 「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングとデイミアン・チャゼル監督が再タッグを組んだ「ファースト・マン」の本編映像を、映画.comが入手した。本作での圧巻の演技が評価され、第76回ゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートを果たしたクレア・フォイの姿を映し出している。
アメリカの月への有人宇宙飛行計画を、アポロ11号のニール・アームストロング船長の視点で描く本作。脚本は、第88回アカデミー賞脚本賞に輝いた「スポットライト 世紀のスクープ」で知られるジョシュ・シンガーが手掛け、ゴズリングがアームストロング船長役で主演、「蜘蛛の巣を払う女」(19年1月11日公開)も控えるフォイが妻のジャネット役を演じている。
本編映像で披露される気迫に満ちたフォイの演技には、思わず視線が釘付けになることは間違いない。舞台は管制室のあるヒューストン。対峙するのは、飛行船があまりも危険な状態に陥ったため、通信回線をわざと遮断した指揮官のディーク(カイル・チャンドラー)だ。ジャネットは「今すぐ回線を戻して!」と直談判するものの、冷静な面持ちで「事態は我々の管理下にある」と切り返されたことで怒り爆発。「冗談でしょ。規定や手順で“管理している”と思うだけ。模型が好きな男の子と同じよ。何ひとつ管理下にない」と一気にまくし立て、その場を去っていく。
フォイが演じたジャネットは、かつて愛娘の死を経験し、危険なミッションに身を投じる夫を案じつつ、2人の息子を育てているという難役だ。フォイは演技に臨む際、ジャネット本人のインタビュー音声を聞き込んだようで「当時ジャネットたちは極度のストレスにさらされていて、感情的にならざるを得なかったから彼女たちの発言は少し辛口なの。ジャネットはじめ宇宙飛行士の妻たちは歴史を作った影の立役者よ。でも彼女たちにスポットが当たることはなかった」と説明している。
「クレアの演技を見たのは『ザ・クラウン』(Netflixドラマ)だった」と振り返るチャゼル監督。「今回は国や時代、キャラクターの性格も180度正反対の役だ。でもクレアは見事に役になり切った。アームストロング一家を知る人がセットに訪れると一瞬にして固まっていたよ。“あそこにジャネットがいる”ってね」と劇中当時を知る関係者もフォイの表現力を絶賛していたことを明かしている。
「ファースト・マン」は、2019年2月8日から全国で公開される。
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