6つの国内映画祭から“新しい”傑作が集結!「Rising Filmmakers Project」19年1月26、27日開催
2018年12月16日 07:00

[映画.com ニュース] 映画製作に携わる若い世代の監督・スタッフの作品を広く紹介する上映企画「Rising Filmmakers Project 次世代を拓く日本映画の才能を探して」が、2019年1月26、27日に東京・京橋の国立映画アーカイブで開催されることが決定。若手監督を発掘し続けてきた6つの国内映画祭の受賞作品が集結するため、“新しい”日本映画を一挙に見ることができる貴重な機会となっている。
「凶悪」の白石和彌監督、「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太監督、「東京ウィンドオーケストラ」の坂下雄一郎監督、「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督を輩出した「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」からは、国内コンペティション長編部門の優秀作品賞と観客賞に輝いた片山慎三監督作「岬の兄妹」を選出。足に障害を持つ兄と知的障害の妹が、貧困から脱するため、売春で生計を立てようとするさまを描く。
「カナザワ映画祭」からは、荒削りながらも作家の衝動を感じさせる作品が並ぶ期待の新人監督賞(グランプリ)より「デッドコップ」「一文字拳 序章 最強カンフー少年 対 地獄の殺人空手使い」(2本ともに中元雄監督作)。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」より、オフシアター・コンペティション部門グランプリを獲得した西口洸監督の“性春映画”「ED あるいは (君がもたらす予期せぬ勃起)」を上映。「ぴあフィルムフェスティバル」の受賞作から選ばれたのは、工藤梨穂監督によるロードムービー「オーファンズ・ブルース」(PFFアワード2018:グランプリ)。記憶が欠落する病を抱えるエマが、行方不明の幼なじみ・ヤンを探し旅に出る姿を描き出し、最終審査員を務めた生田斗真から激賞された。
インディペンデント作品の上映を通して、国内・海外の制作者が交流する場をつくるために始まった「福岡インディペンデント映画祭」から届いたのは、下向拓生監督がメガホンをとったグランプリ作品「センターライン」。自動運転AIの発展により、交通事故が激減した平成39年を舞台にした野心的な1本だ。「南極料理人」の沖田修一監督、「PARKS」の瀬田なつき監督、「グッド・ストライプス」の岨手由貴子監督、「パンとバスと2度目のハツコイ」の今泉力哉監督に縁のある「田辺・弁慶映画祭」は、コンペティション部門の弁慶グランプリ「チョンティチャ」(福田芽衣監督)。ミャンマー人とタイ人のハーフとして日本に生まれた在日外国人の少女が、自分の生い立ちや居場所、名前、生活に違和感を覚えながらも、心に無駄な波風を立てぬように生きていこうと葛藤する様を描出した。
「Rising Filmmakers Project 次世代を拓く日本映画の才能を探して」では、上映前に映画祭の担当者が作品を解説。上映後は、監督とゲストがトークイベントを行う。スケジュールなどの詳細は、国立映画アーカイブのHP(http://www.nfaj.go.jp/exhibition/rfp/)に掲載されている。
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