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映写技師の奮闘に拍手巻き起こる!「2001年宇宙の旅」70ミリ版上映がスタート

2018年10月6日 15:53

上映後には客席から映写室に向かって拍手!「2001年宇宙の旅」

上映後には客席から映写室に向かって拍手!
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[映画.com ニュース] スタンリー・キューブリック監督作「2001年宇宙の旅」(1968)の製作50周年記念アンレストア版70ミリの特別上映が10月6日、東京・京橋の国立映画アーカイブでスタートした。5月に開催された第71回カンヌ国際映画祭で初お披露目された後、欧米各地を巡回し、ついに日本上陸となった本作を求め、同館には生粋の映画ファンが多数駆けつけていた。

スティーブン・スピルバーグリドリー・スコットをはじめ、後世の映画人や文化に絶大な影響を与えてきたSF映画の金字塔。アンレストア版70ミリは、「インターステラー」「ダンケルク」などのクリストファー・ノーラン監督が監修を務め、オリジナル・カメラネガからデジタル処理を施さず、フォトケミカル工程だけで作成した特別版だ。音声は68年公開時と同様の6チャンネルで、上映前の前奏曲や、休憩時・終映時の音楽まで再現されている。

前売り券は即完売――国立映画アーカイブの前には、貴重な164分間を目撃するべく、早朝から当日券を求める人々が長蛇の列をなしていた。開館の時点で、その総数は250人以上。1番乗りとなった女性2人組は、前日の終電で同館に駆けつけていた。上映終了後、宇宙船「ディスカバリー号」の冒険から“帰還”した人々は、興奮冷めやらぬ様子だ。

前売り券をゲットしていた男性は「(同作は)リアルタイムでは見ていなく、DVDで鑑賞していました。“可能な限り当時の環境を再現する”とのことでしたので、音やフィルムの質感、色合いなど、『一体どういうものなのか?』と比較して見ていました」と告白。すると「2001年宇宙の旅」初鑑賞となった同行の男女2人は「よくわからないけど『なんだかすごい』という評判だけは聞いていて。スクリーンの色調がとても綺麗だったんです。最近の映画に負けていない」と感想を述べていた。


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当日券を求めて始発に乗ってきた男性は「全然違いましたね。今まで自分が見ていたのはなんだったんだろうという気分です」と舌を巻く。「注目した点で1つ挙げるとするならば“静寂”です。テレビモニターなどの視聴環境であれば、必ずどこかに(外部の)ノイズが入ってしまう。だからこそ、大勢の人がいるのにシーンとする空気を含め、無音の宇宙にいたような……これまではフルーツジュースを飲んでいて、フルーツを食べたような気分になっていたのかもしれません(笑)。“音の無さ”を聞かせる――まるで違いましたね」と感嘆のため息を漏らしていた。

「一番興奮したのは、薄暗い照明のなか、カーテンが閉ざされたままで前奏曲が流れるところ。その後暗転して、カーテンが開くとMGMのロゴが出るんです」と上映指示書に従った映写に注目したファンも。過去にスクリーンで鑑賞経験のある男性2人組の感想からは、場内の熱気が伝わってきた。「音が圧倒的に大きい。Bunkamuraオーチャードホールで行ったライブ・シネマ・コンサートも見に行ったことがあるんですが、それよりも大きく感じました。画面と音のリンクは、今まで一番良い環境でした」「最後は皆さんが映写室に向かって拍手していましたよ。技師さんに拍手している映画は、初めて見ました! 本編が始める前から“映画が始まっている”という感覚が新鮮。全員で協力して映画を上映している感じです」と手放しで称賛していた。

2001年宇宙の旅」製作50周年記念アンレストア版70ミリは、本日を含め、10月7日、同11~14日に国立映画アーカイブの長瀬記念ホールOZUで上映される。

(映画.com速報)
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