新井浩文×林遣都ダブル主演 残酷で痛快な復讐劇「善悪の屑」19年公開
2018年11月27日 08:00
[映画.com ニュース]累計発行部数350万部を突破した大ヒット漫画を映画化する「善悪の屑」が2019年に公開されることがわかった。新井浩文、林遣都が復讐代行を請け負う2人組という役どころでダブル主演し、馬場ふみかがヒロイン役を務める。
渡邊ダイスケ氏による原作漫画は14年に「ヤングキング」で連載が開始され、16年には国内最大級の電子コミックストア「コミックシーモア」の総合ランキングで1位を獲得。第2部「外道の歌」も連載中で、さらなる盛り上がりを見せている。
映画版でメガホンをとるのは、「貞子vs伽椰子」「不能犯」などで知られる白石晃士監督。古書店を営むかたわら、依頼人からの復讐代行を担う鴨ノ目武(カモ)と島田虎信(トラ)の姿を描き、残酷で痛快な復讐劇と濃厚な人間ドラマを紡ぐ。
カモを演じるのは、「犬猿」「散り椿」など出演作が相次ぐ新井。「漫画を読んで思ったことは、これ実写化して大丈夫なんですかね、と素直に思いました」と心情を吐露し、「これから撮影に入りますが、 原作の髪型に寄せるので、普段恥ずかしくないように、新しい帽子を買います」と語った。
また、「コーヒーが冷めないうちに」「ギャングース」で知られ、本作でトラに扮する林は「原作を読ませて頂き、人間誰しもに潜む怪物を呼び覚ましてしまう、ある意味恐ろしい作品といった印象でした」と分析。「悲しみを抱えながら正気と狂気の狭間を行き来し、その瞬間を存分に味わい尽くしたいと思っております」と、撮影への意気込みをにじませる。女性ファッション誌「non-no」の専属モデルで、「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」に出演した馬場はヒロイン・奈々子役を務め、「今までにない残虐な、それでいて人間の愛を感じる新しい復讐劇」と原作の印象を明かした。
「善悪の屑」は12月にクランクインし、19年に全国で公開される。
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