Koki,に注がれる熱視線! 目標としているモデル像とは?
2018年11月26日 20:30
[映画.com ニュース]ファッションメディア「ELLE」が独自の視点で選出した「エル シネマアワード2018」の授賞式が11月26日、東京・TOHOシネマズ日比谷で開催された。日本の映画界で輝いていた女優に贈る「エル ベストアクトレス賞」に寺島しのぶ、男性部門「エル メン賞」に東出昌大、今後の活躍に期待したい人物を称える「エル・ガール ライジングスター賞」にKoki,(正式表記は「o」の上には「‐」)、監督部門にあたる「エル ベストディレクター賞」は三島有紀子監督が受賞した。
木村拓哉と工藤静香の娘として知られ、雑誌「ELLE JAPON」の表紙グラビアでデビューを飾ったKoki,は、シャネルの衣装、ブルガリのジュエリーを着用して登壇。客席の熱視線を浴びながら、2018年を振り返り「本当に色々な経験をさせていただいて、素敵なクリエイターさんやスタッフの皆さんと撮影ができて嬉しかったです」と語り、今後の抱負を問われると「もっともっと経験を重ねて、色々なキャラクターを演じられるようなモデルになりたいと思います」と満面の笑みで明かしていた。
プラダのタキシード、ピアジェのウォッチを身につけた東出は、今年6本の出演作が公開。「(出演した6本の映画は)主に昨年撮影したんですが、同時に進行していたものはなかったんです。ですが、1本1本の間隔が短くて、いっぱいいっぱいになってしまう瞬間もありました。そういう時に力をくれたのはスタッフや共演者の皆さんだったので、今回の受賞は自分1人のものではありません。“人々”によって生かされている、“人々”がいるからお芝居ができていると思うので、皆に感謝したいです」と胸中を吐露。そして、19年の目標について「目の前の仕事に真摯に向き合う。妥協なくやっていきたい」と話していた。
日本に到着したばかりのショパールのジュエリーを輝かせていた寺島は、日米合作映画「オー・ルーシー!」について「小さいところから始まって、インディペンデント・スピリット・アワード(第33回)にノミネートさせていただいた“奇跡”のような作品。平柳敦子監督は、とても熱のある方。この熱が世界の方々に評価されて、上映に至ったと思います」と説明。「今年はとても早くて、あっという間の1年。年の終わりにこのような賞をいただけて、とても嬉しいです」と思いの丈を述べていた。
「幼な子われらに生まれ」「ビブリア古書堂の事件手帖」の三島監督は「映画が1つ生まれるまでには、いくつもの“奇跡”を越えてこなければなりません。来年もできればオリジナル作品を作れたり、本当にやりたい企画に携われるように“奇跡”を起こしていきたいと思います」と胸中を吐露。「今日がそのスタートの日になればいいなと思っています」と力強く宣言していた。
また、作家の山内マリコ氏、映画評論家の松崎健夫氏らを審査員に迎えた「エル シネマ大賞」も発表。第1位に「万引き家族」が選ばれ、フランスで新作を撮影している是枝裕和監督からビデオメッセージが届いていた。主な受賞結果は以下の通り。
▽第2位「スリー・ビルボード」
▽第3位「君の名前で僕を呼んで」
▽第4位「ボヘミアン・ラプソディ」
▽第5位「アンダー・ザ・シルバーレイク」
▽第6位「ファントム・スレッド」
▽第7位「レディ・バード」
▽第8位「シェイプ・オブ・ウォーター」
▽第9位「オーシャンズ8」
▽第10位「クワイエット・プレイス」
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