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イランの名匠が「ギャングース」絶賛!入江監督を質問攻めに

2018年11月20日 16:00

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トークイベントを行った入江悠監督、 アミール・ナデリ監督
トークイベントを行った入江悠監督、 アミール・ナデリ監督
(C)2018「ギャングース」FILM PARTNERS (C)肥谷圭介・鈴木大介/講談社

[映画.com ニュース] 「SR サイタマノラッパー」などを手がけ、最新作「ギャングース」の公開を控える入江悠監督と、「駆ける少年」「CUT」などで知られるイランのアミール・ナデリ監督によるトークイベントが11月19日、第19回東京フィルメックスが開催中の東京・有楽町朝日ホールで行われた。

入江監督作品のファンだというナデリ監督は、「ギャングース」についても「入江監督はバランス感覚が鋭い。人物一人ひとりがちゃんと地に足が付いていて、どのキャラクターも本当に実在していそうな人たちばかりだった。でも、アクションシーンはきちんと商業的になっているんだ。僕には撮ることができない作品だったよ」と絶賛する。さらに「『日々ロック』もそうだったんだけど、入江監督は狂気的だったり暴力的なシーンがとても多い。これは入江監督の中にあるからなの?」と直球質問をぶつけると、入江監督は「そうですね(笑)。育ってきた場所や環境で培われたのかな? でも普段はあまり怒ったりしないので、そういう暴力性を映画で出しているのかもしれませんね。過剰でクレイジーなものが好きです」と苦笑ながらに語った。

その後も、興味津々な様子のナデリ監督から質問攻めが続き、「『ギャングース』は漫画が原作だけど、脚本を書くとき悩んだよね?」と聞かれた入江監督は、「書くときに『やりすぎか? 漫画的すぎるか?』とは悩みましたね。僕は書くときに困ったら、撮影予定の場所に行くようにしていますよ。実際に役者がそこにいると想像するようにしています」と回答した。

最後に、ナデリ監督から「次はどういう映画を撮るの? 大ヒット間違いないよ。たくさんお金入ってくるから、次作も考えないとね」と聞かれた入江監督だったが、「いや『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』という作品が同日公開であるんですよ(笑)」と強力なライバルを挙げて笑いを誘った。

ギャングース」は11月23日から全国公開、R15+指定。第19回東京フィルメックスは、11月25日まで東京・有楽町朝日ホールほかで開催。

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